2019.01.23 Wednesday

1月19日、三重県民の森で星空観望会を開催しました。

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    1月19日、三重県民の森にて観望会を開催しました。

     

     

    雲の多い日で、夕方三重県民の森より薄雲が空を覆っているので開催をどうするかのお電話をいただきましたが、月は見えているとのことでしたので決行することにしました。

    午後6時45分頃、県民の森に到着すると見事に快晴。観望会中ずっと晴れてくれました。この日は大寒前日ということもあって、気温が低くご来場者は少なかったですが、その分お一人お一人ゆっくりと望遠鏡をのぞいていただくことができました。

     

    NGC457

     

    上の写真はNGC457星団ですが、別名でロボット星団、もしくはET星団と呼ばれています。観望会ではよく見てもらうのですが子供たちに人気の星団です。眼が光っている万歳したロボットに見えるととても喜んでくれます。中にはロボットに見えない大人もいて、また盛り上がります。

     

    この日に見ていただいた天体

    月、カストル(二重星)、リゲルと伴星、プレアデス星団、ET星団(NGC457)、オリオン星雲

     

    午後8時40分を過ぎると子どもたちはお寝むの時間です。お子様を連れたご家族様たちがご帰宅されましたので、残った大人たちだけでの観賞会です。この日は満月2日前という大きな月がありましたので、さすがに淡い星雲や星団は見られません。最後に37星団を見ていただくことにしました。

    ところが私が持っていった10cm屈折望遠鏡では集光力が足りず37の文字に見えません。応援に来ていただいたお客様の25cmドブソニアンで見ると見事に夜空に37の文字が浮かんで見えました。

     

     

     

     

     

    2019.01.17 Thursday

    1月13日、志摩へ遠征しました。

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      1月13日、お客様より同行のお誘いをいただきましたので、‪三重県志摩地方へ遠征しました。
      朝からいい天気で空の透明度もよく、道中の伊勢自動車道の先にカノープスがよく見えていました。
      到着すると気温1度で風がありましたので、少し寒く感じましたがマイナス気温よりましです。この時期全く山に行かなくなった軟弱者です。



      双眼鏡でウィルタネン彗星がよく見えていましたので、お客様の望遠鏡で見せていただくと、2つの星の下にあってまるで顔のように見えていました。その他にも子持ち銀河や回転花火銀河、黒目銀河やM13球状星団などを見せていただき、春の系外銀河を堪能しました。
      まだ西の空には冬の星座がありましたので、今季一度も撮影していないオリオン座を撮影しました。

      オリオン座の星雲(クリックで大きい画像が開きます)

      ビクセンFL55SS-SXP
      CANON EOS6D-GCBF
      ISO2000 露出6分x8枚加算平均合成
      スターブック恒星時追尾(ノーガイド)

       

      当店のIR改造デジタル一眼レフカメラはよく写るとお客様から高評価をいただいております。
      ここに掲載の写真は試作機によるものですが、現在販売しているGCSF改造の方が色ズレもなくよく写ります。
      その後もFL55SSとフルサイズデジイチでの広い写野を生かして撮影してみました。

       

      いっかくじゅう座の星雲(クリックで大きい画像が開きます)

       

      おとめ座銀河団(クリックで大きい画像が開きます)

       

      今回写真が縦位置構図になっているのはFL55SSの欠点のためです。
      ピントノブがアリガタプレートより下にあるため、赤道儀によってはアリ溝ホルダーや止めネジに干渉してバランスのいいポジションで赤道儀に積載できません。今回持っていった赤道儀ではどうにも積載できなかったため、アリガタレールの取り付け位置を変更して積載しましたが、今度は直焦ワイドアダプター60DXのネジ干渉してしまいました。現場ではどうしようもないため出来る範囲での撮影となりました。よく写る鏡筒ですので、ピントノブがアリガタレールより上になるようにメーカーへ改善要求をしておりますが、事前にしっかりと機材をチェックして遠征しないといけませんね。

      その後、下の写真のようにアリガタレールと鏡筒の間にスペーサーを入れて使いやすく改良しました。

       

       

      夜半を過ぎると空はすっかり春の星座です。朝まで快晴の星空の下、系外銀河を見て、撮影して楽しみました。


      M64 黒目銀河

       

      M63 ひまわり銀河

      スカイウォッチャーBKP200/800-EQ6R
      ZWO ASI1600MC-COOL(-30℃)
      ゲイン300 露出7分x8枚加算平均合成
      PHDにてオートガイド

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      2019.01.13 Sunday

      1月9日、今年初遠征に行きました。

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        1月9日、朝まで快晴の予報でしたので、お客さまと一緒に三重県志摩地方へ今年初の遠征をしました。

         

        ちょっと風がある予報でしたが、到着すると無風で快晴の星空が広がっていました。

        機材を設置して撮影を始めると、突然薄雲が広がってきましたが、雲はすぐになくなり、その後は朝まで快晴の星空を堪能できました。

         

         

        前回試し撮りしたミルクポット星雲(SH2-308)を一晩かけて撮影しました。

        この星雲はおおいぬ座のO星の周りに広がる淡い星雲ですが、30cm以上のドブソニアンでUHCフィルターを使用して低倍率で観察すると見えると言われています。まだ眼視したことはないのでいつか見てみたいと思います。

        今回はほぼ昇ってから沈むまでぐらいの時間をかけて撮影しましたが、まだ全然露出が足りないようです。通常のRGBも撮影してあるので、再度時間をかけて画像処理をしてみたいと思います。

         

        SH2-308

        スカイウォッチャーBKP200/800-EQ6R赤道儀

        CANON EOS6D-GCBF

        バーダーMPCCコマコレクター使用

        ISO4000 露出10分 アストロノミックO(12nm)フィルター使用x8枚+ISO25600 露出10分 アストロノミックHα(6nm)フィルター使用x8枚をAOO合成

        PHDにてオートガイド

         

        午前1時を過ぎると東の空はすっかり春の星座です。最後に春の銀河を撮影して撤収しました。

         

        おとめ座銀河団(クリックで大きい画像が開きます)

        ビクセン FL55SS-SXP レデューサー使用

        ZWO ASI1600MC-COOL(-30℃)

        ゲイン300 露出360秒

        スターブック恒星時追尾(ノーガイド)

         

        M100(クリックで大きい画像が開きます)

        スカイウォッチャーBKP200/800-EQ6R赤道儀

        CANON EOS KISS X7i-GCL

        バーダーMPCCコマコレクター、IDAS HEUIB2MFAフィルター使用

        ISO1600 露出5分x8枚加算平均合成

        PHDにてオートガイド

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        2019.01.08 Tuesday

        1月6日部分日食

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          あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

           

          1月6日、まだ正月休みの方も多い日曜日の午前中に部分日食がありました。

          店舗前での観望会も考えていましたが、場所が狭く電線が多いため、冬至近い低高度の太陽は難しいと思い、近くの堤防で観察することにしました。

           

           

          撮影用赤道儀の追尾精度を保ちたかったので、まだ北極星が見える午前6時頃に現場に到着、快晴です。

          東の空に金星と木星、さそり座のアンタレスが見えてとてもきれいでした。

          セッティングして金星でピントを合わせ、放置しておきました。この日の金星は西方最大離角でもあり、光度もあるのでとても重宝しました。太陽が昇って気温が少し上昇した頃に、再度ピント合わせを行って1時間ほど仮眠です。

           

           

          8時になりましたので、観察用の太陽望遠鏡の設置、カメラの設定等をしていると、出勤途中のお客様が遊びに来てくれました。そうこうしていると既に食の開始1分前。慌ててインターバル撮影をスタートさせて望遠鏡をのぞいていると月の影が見え始めました。プロミネンスが見えなくなりどんどん欠けていきます。欠けていく太陽を楽しんでいると別のお客様たちが合流してくれました。

           

          到着時は快晴でしたが、日食が始まるとだんだん雲が広がってきました。嫌な予感です。

           

           

          食分最大のころには雲がとても多くなり、太陽が見えなくなることもありましたが、何とか太陽望遠鏡では大きくかけた太陽が見えています。名古屋での食分は39%ほどでした。

           

          食分最大頃の太陽

           

          ビクセン SD81S-SXP

          KASAI 0.8xレデューサー使用

          EOS8000D

          ISO100 露出1/6秒

          スターブックTEN太陽追尾

           

          動画はこちらです。

           

          食分最大の時間を過ぎて太陽がだんだん元に戻り始めると雲もだんだん消えていきます。2012年の金環日食もこの場所で観察していましたが、その時も到着から食の開始まで快晴、その後雲が多くなって太陽が元に戻り始めると雲が少なくなり、日食終了で快晴という、同じような状況に6年前を思い出すような日食でした。

           

          2018.12.21 Friday

          2018年最後の遠征をしました。

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            12月17日、お客様から「彗星撮りにいきませんか?」とお誘いをいただきましたので、静岡県へ遠征しました。

            午前中の天気予報では三重県志摩地方への遠征を予定していましたが、夕方に予報が変わり、三重、奈良、岐阜、愛知県と全て曇り予報に変わってしまいましたので、唯一晴れ予報の静岡県へ遠征しました。

             

            出発時の名古屋は予報どおり曇りでしたが、愛知県を抜けるとだんだん雲が切れ始め、月も見えてきて観測地近くでは快晴の星空が広がっていました。

            途中で天文ファンには有名な道路標識を発見!テンションが上がります。

             

             

            目的地に着くとまだ月が出ていましたが、ウィルタネン彗星があっさりと肉眼で確認できます。ずいぶん明るいなぁと思いつつ、機材をセッティングして月没を待っているとだんだんと雲が増えてきて、月が沈むころには彗星のあたりがすっかりと曇ってしまいました。

             

             

            彗星のあたりは曇っていますが、そのほかは晴れています。また時折雲が切れて彗星も見えます。こうなると帰れません。

            1分露出での撮影予定でしたので、ほんの5分間程度晴れてくれればいいのですが、なかなか1分間晴れてくれません。やきもきして待っていると顔に何かを感じます。どうやら雪のようです。

             

            雪が降っていますが、東側のしし座や南側のおおいぬ座などはとてもよく見えます。彗星も時折見えます。雪が降っているのに撤収できない状態になってしまいました。仕方ないので、ブランケットをカメラと赤道儀に掛けてひたすら彗星付近が晴れるのを待ちます。お客様と二人、雪の降る真っ暗な中で並んで立っています。客観視するととてもシュールな光景です。

            何とか3分間弱、晴れ間が広がりましたのでとりあえず撮影した写真がこちらです。

             

            46Pウィルタネン彗星とプレアデス星団、カリフォルニア星雲

            LAOWA 105マクロ'Bokeh Dreamer'F2 開放絞り

            CANON EOS6D-GCBF

            ビクセン SXP赤道儀(スターブック彗星追尾)ガイドなし

            ISO3200 露出1分x2枚をステライメージ8でメトカーフ合成

             

            午前3時前になって彗星の高度が30度を割り、雪も一段強くなりましたので、2018年最後の撮影を終了しました。

            帰り道、山のふもとでは綺麗な星空が広がっていましたので、車を止めてしばしば星空を堪能して帰宅しました。

            2018.12.20 Thursday

            観望会2DAYS

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              12月14日あおなみ線天体観望会、12月15日三重県民の森星空観察会と、2日続けての観望会を行いました。

               

               

              14日のあおなみ線天体観望会はちょうど終了時刻の午後9時にふたご座流星群が極大時間ということもあり、星座案内と流星探しを中心に楽しんでいただきました。開始直後には中京テレビの情報番組「キャッチ」の中で、生放送にて開催の様子を紹介していただきました。

               

              観望会の初めごろはまだオリオン座も東の空低く、流れ星はほとんど見えませんでしたので、月のクレーターや天王星、プレアデス星団などを楽しんでいただきました。

              この日の月はほぼ半月でしたが、望遠鏡で見ていると地球照により欠けている部分も丸く見えていて、すぐ横に星が見えました。6等星ぐらいのみずがめ座74番星です。

              おそらく観望会中に星食になるのではと、4台中3台の望遠鏡を月に向けて、月と並んだ星の美しい様子をご覧いただいていると「消えた」と望遠鏡を覗かれていた方々の声が聞こえました。いつも思いますが、星食の潜入は声を張り上げる「消えた!」ではなくなぜか物悲しい声の「消えた・・・」になります。午後8時半ごろになるとちらほらと流れ星が見え始め、いくつかの流れ星を見ることができました。

               

              あおなみ線観望会で見ていただいた天体

              月、天王星、プレアデス星団、リゲルと伴星、ET星団(NGC457)

               

               

              翌日15日は三重県民の森の星空観察会です。

              快晴のとてもいい空で、明るくなったウィルタネン彗星も夜空にいます。冬らしい気温7度ほどの夜でしたが、予想以上にたくさんの方にご来場いただき、とても賑わっていました。

              半月があるにもかかわらず、たくさんの天体を見ることができましたが、残念ながら流星はあまり流れていませんでした。

               

              三重県民の森星空観察会で見ていただいた天体

              月、天王星、プレアデス星団、アンドロメダ銀河、ET星団(NGC457)、二重星団、ウィルタネン彗星(46P)、オリオン星雲、M37星団

               

              観望会終了後は会場をお借りして3名のお客様のサポートをさせていただきました。

              2018.12.13 Thursday

              12月10日志摩へ彗星を見に遠征しました。

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                12月10日、お客さまと一緒に三重県志摩へウィルタネン彗星を見るために遠征しました。

                とてもいい星空が広がっていて冬の天の川がとてもきれいに見えました。

                 

                 

                到着するとすぐに彗星を目視で探しましたが簡単にはわからず、7倍の双眼鏡で彗星がいると思う方向に向けると簡単に見つかりました。とても大きく視野の半分ぐらいの大きさに広がっています。ひとたび双眼鏡で位置が分かると目視でも簡単に見えます。久しぶりの肉眼彗星です。残念ながら尾はまだ見えませんでした。

                 

                46Pウィルタネン彗星

                ISO3200 露出1分x8枚  ステライメージ8でメトカーフ合成

                ビクセンSXP2赤道儀 スターブック彗星追尾

                 

                彗星を撮影し始めてすぐに車が一台入ってきましたので、同行のお客様が到着したものと思い、車に背を向けて望遠鏡にヘッドライトが入らないように一生懸命移動していると何だか様子が違います。振り向いてみるとパトカーでした。

                ということは、お巡りさんに一生懸命背を向けている不審な行動をしていたことになります・・・

                望遠鏡を立てているとお巡りさんも理解をしてくれて、灯りを消してパトカーを止めてくれましたので、撮影を続行しながら彗星やプレアデス星団を見ていただきました。間もなくふたご座流星群の極大ともあって、この日はとてもたくさんの流れ星が流れていて、業務の間の短い時間ですが久々に星空を堪能していただいたようです。他の観測地でもよくお巡りさんが見回りに来てくれますが、とても心強いです。そうこうしていると同行のお客様も到着されました。

                 

                先月、暗視スコープとHαフィルターでバーナードループなどを堪能しましたが、今回はさらにパワーアップした暗視スコープで夜空を見せていただきました。

                等倍のスコープなので違和感なく星座が見えます。ですが、星雲も見えます。カシオペア座を見るとハート星雲と胎児星雲が写真のようにカシオペア座の横に並んでいます。オリオン座を見るとエンゼルフィッシュ星雲の大きな広がり、バーナードループの形状までもはっきりと見えます。もちろん燃える木も見えます。圧巻はかもめ(冬のわし)星雲です。見頃なカモメの形が見えます。くらげ星雲は見えませんでしたがモンキー星雲ははっきり見えます。バラ星雲からつぼみ星雲、そこから大きくコーン星雲の方へ広がる星雲も見えます。クリスマスツリー星団ならぬ、クリスマスツリー星雲のようです。

                 

                望遠鏡に接続して11倍程度で見てみました。バラ星雲が写真の通りの形状で視野いっぱいに見えます。ハート星雲はフィッシュヘッド星雲が本当に魚のように見えます。馬頭星雲も見えます。見ていて思ったのは、「星雲で大きいんだ!」でした。

                 

                等倍に戻してHαフィルターを外すとさすがに星がよく見えます。アンドロメダ銀河も写真のような形に良く見えます。銀河を見てみるとM101や子持ち銀河、ソンブレロ銀河も見えます。等倍なので星座との位置関係がとてもよくわかって楽しいです。これをファインダーにすれば手動導入なんて超簡単です。

                前回の日記からいろいろなお問い合わせをいただきましたが、使用している暗視スコープは100万円ぐらいするとても高価なものです。それなのに保証寿命は1000時間程度です。とても気軽に遊べる機材ではありませんので、私もこれぐらいにしたいと思います。

                 

                くらげ星雲

                ISO 1600 露出7分x8枚 加算平均合成 ビクセンSXP2赤道儀 PHDでオートガイド

                 

                上記全て

                ペンタックス75EDFH競譽妊紂璽機嫉藩

                EOS KISS X7i-GCL

                IDAS HEUIB競侫ルター使用

                 

                ミルクポット星雲

                スカイウォッチャーBKP200/800 バーダープラネタリウムMPCC轡灰泪灰譽ター使用

                ZWO ASI1600MC-COOL(-30℃)

                ゲイン300露出7分x7枚+O轡侫ルター使用ゲイン400露出7分x6枚を合成

                ビクセンSXP赤道儀 PHDでオートガイド

                 

                まもなく冬至ということもあって夜がとても長いです。午前3時半過ぎにはとても明るい金星が昇ってきて、光が海に反射して光の道ができていました。

                 

                 

                 

                2018.11.24 Saturday

                三重県民の森観望会とバーナードループが見えた日

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                  11月17日、三重県民の森で星空観望会を開催しました。

                  前日まではとてもいい予報でしたが、準備して開催時間を待っているとだんだんと薄雲が広がってきました。

                  開催中は雲が広がったり、消えたりでしたが、月や火星、プレアデス星団やET星団(NGC457)、コートハンガー星団などを楽しんでいただきました。

                   

                   

                  当店で最近望遠鏡をご購入いただきましたお客様にもご来場いただき、実際に星空の下で望遠鏡の使用方法をご覧いただきました。

                  1時間半という短い時間でしたが、終了時刻まで和気あいあいとした楽しい観望会でした。

                  観望会終了後は観望会にご参加とは別の3名のお客様と月没を待って撮影や観望をして楽しみました。

                   

                  かに星雲(トリミングあり)

                  スカイウォッチャーBKP200/800

                  ビクセンSXP赤道儀

                  ZWO ASI1600MC-COOL(-30℃)

                  ゲイン300 露出3分x8枚を加算平均合成

                  PHDにてオートガイド

                   

                  また、この日はとても感動する出来事がありました。

                  以前から暗視スコープにHαフィルターを付けると星雲が眼視できるのではという話がありましたので、お客様ご所有の暗視スコープに私が普段撮影に使用しているHαフィルターを取り付けてオリオン座に向けてみました。

                  なんと!!バーナードループが見えます。

                   

                  「すごい!バーナードループが見える!」と声を上げたのですが、周りはシーンとしています。反応がありません。

                  どうやら「店長吹いてる」と思われていたようです。

                  その後、暗視スコープの所有者様に交代したところ「ああ!」「ええ!!」などと叫んでいます。

                  「本当に見える!」ですって。

                  だから見えるって言っているのですが・・・

                  バーナードループというのはオリオン座を取り囲む淡い環状の星雲です。写真技術が発達してからバーナードさんが見つけた星雲で、通常は可視光の範囲外にあるHαといわれるスペクトル帯の星雲ですので、目で見ることはできません。それを見事に目で見ることができます。

                   

                  また、バラ星雲に向けると見事に明るい星雲が見えます。カリフォルニア星雲に向けると、よく写真で見るカリフォルニア半島のような形の星雲がばっちり見えます。モンキー星雲やパックマン星雲も見えます。

                  夜空が星雲のオンパレードです。

                  暗視スコープには光電子倍増管が入っていて、センサーに当たった光が増幅されて蛍光スクリーンに当たり、それを目で見ることができます。なので通常は目に見えないHαのスペクトルを眼視することができます。

                  初めて見る夜空の星雲に心を奪われた夜でした。

                   

                   

                  2018.11.22 Thursday

                  11月10日志摩へ遠征しました。ビクセンFL55SS、セレストロンRASA11レビュー

                  0

                    11月10日、前日よりお客様方より遠征のお誘いをいただいておりましたので、3名のお客様と志摩へ遠征しました。

                    途中少し風があったものの、概ねいい天気で薄明まで満天の星空を堪能できました。

                     

                    この日は北海道に持っていったビクセンFL55SSでしっかりと撮影することと、セレストロンのアストログラフ、RASAを試してみることが目的でした。

                    RASAは温度順応に時間がかかりますので、到着するとすぐにセッティングしようと思いましたが、思いのほか鏡筒が重く、近くにいた女性のお客様に手伝ってもらってようやく積載できました。

                    ところが乗ると思っていたEQ6R赤道儀では全くスペックが足りず、合計15圓離丱薀鵐好Ε┘ぅ箸任倭瓦足りません。車にあった3.7圓鯆媛辰靴討眤りず、道中に買ったお茶とコーヒーのペットボトルをさらにぶら下げてなんとかクランプが滑らないようになりましたが、バランスが取れているわけではありません。セレストロンのGCL赤道儀かタカハシのEM400ぐらいの赤道儀が必要です。

                     

                    RASAはシュミットカセグレンでいうところの副鏡の部分にカメラを取り付けます。

                    以前、C11にパイパースターを取り付けたお客様のファーストライトに同行したことがありましたので、デジカメをつけると画面が確認できない、フードがないとバーティノフマスクが付けられないなどのトラブルを知っていましたので、冷却CMOSを取り付け、C11用のフードを付けて万全の態勢で臨みました。

                    ところが、赤道儀の容量不足とアンバランスのせいでガイド鏡を付けるとバランスが取れず赤道儀が滑ってしまいます。あきらめてノータッチガイドでできる範囲で撮影してみました。

                     

                    M78星雲

                    ゲイン350 露出40秒 14コマを加算平均合成 トリミングあり

                     

                    ゲイン300 露出30秒 19コマを加算平均合成 トリミングあり

                    上記セレストロンRASA11"

                    スカイウォッチャーEQ6R赤道儀

                    ZWO ASI1600MC-Cool(-26.5℃)

                    ノータッチガイド

                     

                    撮影後、フラットダークを撮影しようとしたところ、フードにキャップができません。特殊な鏡筒だけに、専用フードやフードキャップを付属してほしいところです。仕方ないので部屋を真っ暗にして布をかぶせて撮影しました。

                    ようやくデータが揃って、いざ画像処理をしようとしたところ、なんだか色むらが起こります。調べてみるとF2.2という明るい光学系ゆえにフラットフレームの輝度差のある明るいところに、パープルフリンジのように赤外の赤色が写っていました。これが色むらを起こすようです。フラットフレームの撮り方を考えていつか仕切りなおそうと思います。

                    上のM78星雲はフラット補正なしで周辺の補正しきれないところをカットしてあります。それでもたった40秒の露出でこんなに写ってしまうのはさすがです。ガイドしてゲインを落としてしっかりと露出をかけて撮影すればもっと描写もよくなると思います。

                     

                    また、北海道へ持っていったFL55SSも試してみました。

                    北海道へはガイドシステムを持っていけなかったので、ISO感度を上げて短時間で撮影してきましたが、今回はしっかりと露出をかけて撮影してみました。

                     

                    プレアデス星団(メシエ45)クリックで大きい画像が開きます。

                     

                    バラ星雲(クリックで大きい画像が開きます)

                     

                    上記ビクセンFL55SS-SXPレデューサー使用

                    EOS6D-GCBF

                    ISO2000 露出5分x12枚を加算平均合成

                    ノータッチガイド

                     

                    レデューサーをつけるとF4.3と明るい光学系になります。露出が少なくても思ったより良く映りました。たった5分の露出で分子雲もよく写ってくれています。フィルター換装のデジカメなので、少々ゴーストが出ていますが、レス改造で撮影すればかなり強力な撮影鏡になると思います。こういった鏡筒に出会うとEOS6Dもレス改造をしたくなります。

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                    2018.11.20 Tuesday

                    北海道へ遠征しました。

                    0

                      11月5日、北海道へ遠征しました。

                      発端は近畿日本ツーリストの「北海道ふっこう割」で、3泊4日レンタカー付お土産代4,000円分付きで3万円という破格なツアーを見つけたことでした。

                      ツアーといっても添乗員も観光ガイドもなく、勝手に行ってくださいという内容でしたので、ちょうど札幌の業者様と仕事を進めている最中ということもあり、そちらを利用して出張することにしました。もちろん折角なので撮影も行くことにしました。

                      北海道といえば北斗七星の下方通過。しかもちょうど撮れる時期です。撮りたかった北斗七星が撮れました。

                       

                      当初はポタ赤とワイドレンズのみでの撮影のつもりでしたが、ビクセンFL55SSが思いのほか小さいので、飛行機遠征のレビューもかねて持っていくことにしました。

                      赤道儀は当初スカイウォッチャーのEQM-35proの予定でしたが、バッテリーのこともあるのと、やはり携帯性に優れたAP赤道儀を持っていくことにしました。

                      ビクセンAP赤道儀は専用ケースに収めるとA4サイズのカタログよりちょっと大きいぐらいに収まります。

                      また、電源も5Vのモバイルバッテリーで動くため、宿泊先で簡単に充電でき、携帯にも困りません。レンズヒーターの電源も一緒に取れるのでとても便利です。カメラと鏡筒は機内持ち込みサイズのキャリーケースに入るし、架台と三脚は3泊用ぐらいの旅行カバンに収まります。防寒着を緩衝材として隙間に詰めていきました。

                       

                       

                      北海道に到着した当日は天候が悪く、星も見えませんでしたが、偶然にも名古屋の知り合いが札幌の飲食店でコンサートをしているという情報があり、宿泊ホテルの近くでしたので行ってみることにしました。

                      当然ほかの出演者もお客様も地元の方ですので、これは幸いと、星見のスポットや熊の出没情報を伺ってその後の撮影予定を立ててみました。

                      ちなみにコンサートをしていた知り合いは森香(もりかおる)さんと言って、名古屋の企業のCMソングクリエーターです。

                      名古屋の方ならきっとこの後に続く企業の名前が出てくると思います。

                      「何でも貸します♪〜」

                      「いい部屋発見♪〜」

                      「CoCoでわくわく♪〜」

                      「ビデオ合衆国♪〜」

                      ほぼ毎日、北海道から沖縄までのどこかで歌っていますので、見かけたらぜひ遊びに行ってください。

                       

                      2日目もGPVでは晴れる予報でしたが、札幌の上空には雲が被って断念しました。

                      3日目は望みをかけて洞爺湖に移動。羊蹄山には既に雪がかかっていてまるで小さな富士山のようでした。

                      夕方まで曇っていましたので、ほぼあきらめモードでしたが日没と同時に晴れはじめ、日が暮れたころには下方通過中の北斗七星が姿を見せてくれました。天の川もきれいに見え始め、夕食も忘れて撮影していました。

                      天の川は見えていますが、宿泊地の温泉街は街灯やホテルの灯りがあってまぶしいので、夕食後はちょっと温泉街から離れて、昼間にロケハンした景色のいいところへ撮影しに行きました。

                       

                      EOS8000D+EF-S10-22mmF3.5-4.5USM

                      ISO1600露出30秒F3.5固定撮影

                       

                      スカイメモを持ってきましたので、三脚に乗せて撮影しようとしたところ、3/8-1/4変換ネジがなく1/4インチネジの三脚に乗せられないことに気づきました。あきらめて固定撮影で快調に撮影していたのですが、1時間ほど経って気づくと今度はカメラが停止しています。バッテリーが切れていましたので交換しようとしたところ、予備電池を旅館に忘れてきてしまいました。北海道まで来ても忘れ物癖は治らないようです。眼視目的で持ってきたのですが、FL55SSで撮影することにしました。北海道まで来て星空撮影です・・・。極軸を合わせようとすると普段よりかなり高度が高く新鮮でした。撮影を終えて旅館に戻ってからも、露天風呂に入りながら北斗七星を眺められ、北海道の星空を十分に堪能できました。

                       

                      角星雲(クリックで大きい画像が開きます)

                       

                      ハート&ソウル星雲

                       

                      カリフォルニア星雲

                       

                      勾玉星雲

                      上記すべて

                      ビクセンFL55SS-AP・SM(2軸モーター)

                      EOS6D-GCBF

                      ISO6400露出90秒ノータッチガイド

                       

                       

                       

                       

                       

                      http://img-cdn.jg.jugem.jp/1d2/3884570/20181120_2100996.jpg

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