2018.11.22 Thursday

11月10日志摩へ遠征しました。ビクセンFL55SS、セレストロンRASA11レビュー

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    11月10日、前日よりお客様方より遠征のお誘いをいただいておりましたので、3名のお客様と志摩へ遠征しました。

    途中少し風があったものの、概ねいい天気で薄明まで満天の星空を堪能できました。

     

    この日は北海道に持っていったビクセンFL55SSでしっかりと撮影することと、セレストロンのアストログラフ、RASAを試してみることが目的でした。

    RASAは温度順応に時間がかかりますので、到着するとすぐにセッティングしようと思いましたが、思いのほか鏡筒が重く、近くにいた女性のお客様に手伝ってもらってようやく積載できました。

    ところが乗ると思っていたEQ6R赤道儀では全くスペックが足りず、合計15圓離丱薀鵐好Ε┘ぅ箸任倭瓦足りません。車にあった3.7圓鯆媛辰靴討眤りず、道中に買ったお茶とコーヒーのペットボトルをさらにぶら下げてなんとかクランプが滑らないようになりましたが、バランスが取れているわけではありません。セレストロンのGCL赤道儀かタカハシのEM400ぐらいの赤道儀が必要です。

     

    RASAはシュミットカセグレンでいうところの副鏡の部分にカメラを取り付けます。

    以前、C11にパイパースターを取り付けたお客様のファーストライトに同行したことがありましたので、デジカメをつけると画面が確認できない、フードがないとバーティノフマスクが付けられないなどのトラブルを知っていましたので、冷却CMOSを取り付け、C11用のフードを付けて万全の態勢で臨みました。

    ところが、赤道儀の容量不足とアンバランスのせいでガイド鏡を付けるとバランスが取れず赤道儀が滑ってしまいます。あきらめてノータッチガイドでできる範囲で撮影してみました。

     

    M78星雲

    ゲイン350 露出40秒 14コマを加算平均合成 トリミングあり

     

    ゲイン300 露出30秒 19コマを加算平均合成 トリミングあり

    上記セレストロンRASA11"

    スカイウォッチャーEQ6R赤道儀

    ZWO ASI1600MC-Cool(-26.5℃)

    ノータッチガイド

     

    撮影後、フラットダークを撮影しようとしたところ、フードにキャップができません。特殊な鏡筒だけに、専用フードやフードキャップを付属してほしいところです。仕方ないので部屋を真っ暗にして布をかぶせて撮影しました。

    ようやくデータが揃って、いざ画像処理をしようとしたところ、なんだか色むらが起こります。調べてみるとF2.2という明るい光学系ゆえにフラットフレームの輝度差のある明るいところに、パープルフリンジのように赤外の赤色が写っていました。これが色むらを起こすようです。フラットフレームの撮り方を考えていつか仕切りなおそうと思います。

    上のM78星雲はフラット補正なしで周辺の補正しきれないところをカットしてあります。それでもたった40秒の露出でこんなに写ってしまうのはさすがです。ガイドしてゲインを落としてしっかりと露出をかけて撮影すればもっと描写もよくなると思います。

     

    また、北海道へ持っていったFL55SSも試してみました。

    北海道へはガイドシステムを持っていけなかったので、ISO感度を上げて短時間で撮影してきましたが、今回はしっかりと露出をかけて撮影してみました。

     

    プレアデス星団(メシエ45)クリックで大きい画像が開きます。

     

    バラ星雲(クリックで大きい画像が開きます)

     

    上記ビクセンFL55SS-SXPレデューサー使用

    EOS6D-GCBF

    ISO2000 露出5分x12枚を加算平均合成

    ノータッチガイド

     

    レデューサーをつけるとF4.3と明るい光学系になります。露出が少なくても思ったより良く映りました。たった5分の露出で分子雲もよく写ってくれています。フィルター換装のデジカメなので、少々ゴーストが出ていますが、レス改造で撮影すればかなり強力な撮影鏡になると思います。こういった鏡筒に出会うとEOS6Dもレス改造をしたくなります。

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    2018.11.20 Tuesday

    北海道へ遠征しました。

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      11月5日、北海道へ遠征しました。

      発端は近畿日本ツーリストの「北海道ふっこう割」で、3泊4日レンタカー付お土産代4,000円分付きで3万円という破格なツアーを見つけたことでした。

      ツアーといっても添乗員も観光ガイドもなく、勝手に行ってくださいという内容でしたので、ちょうど札幌の業者様と仕事を進めている最中ということもあり、そちらを利用して出張することにしました。もちろん折角なので撮影も行くことにしました。

      北海道といえば北斗七星の下方通過。しかもちょうど撮れる時期です。撮りたかった北斗七星が撮れました。

       

      当初はポタ赤とワイドレンズのみでの撮影のつもりでしたが、ビクセンFL55SSが思いのほか小さいので、飛行機遠征のレビューもかねて持っていくことにしました。

      赤道儀は当初スカイウォッチャーのEQM-35proの予定でしたが、バッテリーのこともあるのと、やはり携帯性に優れたAP赤道儀を持っていくことにしました。

      ビクセンAP赤道儀は専用ケースに収めるとA4サイズのカタログよりちょっと大きいぐらいに収まります。

      また、電源も5Vのモバイルバッテリーで動くため、宿泊先で簡単に充電でき、携帯にも困りません。レンズヒーターの電源も一緒に取れるのでとても便利です。カメラと鏡筒は機内持ち込みサイズのキャリーケースに入るし、架台と三脚は3泊用ぐらいの旅行カバンに収まります。防寒着を緩衝材として隙間に詰めていきました。

       

       

      北海道に到着した当日は天候が悪く、星も見えませんでしたが、偶然にも名古屋の知り合いが札幌の飲食店でコンサートをしているという情報があり、宿泊ホテルの近くでしたので行ってみることにしました。

      当然ほかの出演者もお客様も地元の方ですので、これは幸いと、星見のスポットや熊の出没情報を伺ってその後の撮影予定を立ててみました。

      ちなみにコンサートをしていた知り合いは森香(もりかおる)さんと言って、名古屋の企業のCMソングクリエーターです。

      名古屋の方ならきっとこの後に続く企業の名前が出てくると思います。

      「何でも貸します♪〜」

      「いい部屋発見♪〜」

      「CoCoでわくわく♪〜」

      「ビデオ合衆国♪〜」

      ほぼ毎日、北海道から沖縄までのどこかで歌っていますので、見かけたらぜひ遊びに行ってください。

       

      2日目もGPVでは晴れる予報でしたが、札幌の上空には雲が被って断念しました。

      3日目は望みをかけて洞爺湖に移動。羊蹄山には既に雪がかかっていてまるで小さな富士山のようでした。

      夕方まで曇っていましたので、ほぼあきらめモードでしたが日没と同時に晴れはじめ、日が暮れたころには下方通過中の北斗七星が姿を見せてくれました。天の川もきれいに見え始め、夕食も忘れて撮影していました。

      天の川は見えていますが、宿泊地の温泉街は街灯やホテルの灯りがあってまぶしいので、夕食後はちょっと温泉街から離れて、昼間にロケハンした景色のいいところへ撮影しに行きました。

       

      EOS8000D+EF-S10-22mmF3.5-4.5USM

      ISO1600露出30秒F3.5固定撮影

       

      スカイメモを持ってきましたので、三脚に乗せて撮影しようとしたところ、3/8-1/4変換ネジがなく1/4インチネジの三脚に乗せられないことに気づきました。あきらめて固定撮影で快調に撮影していたのですが、1時間ほど経って気づくと今度はカメラが停止しています。バッテリーが切れていましたので交換しようとしたところ、予備電池を旅館に忘れてきてしまいました。北海道まで来ても忘れ物癖は治らないようです。眼視目的で持ってきたのですが、FL55SSで撮影することにしました。北海道まで来て星空撮影です・・・。極軸を合わせようとすると普段よりかなり高度が高く新鮮でした。撮影を終えて旅館に戻ってからも、露天風呂に入りながら北斗七星を眺められ、北海道の星空を十分に堪能できました。

       

      角星雲(クリックで大きい画像が開きます)

       

      ハート&ソウル星雲

       

      カリフォルニア星雲

       

      勾玉星雲

      上記すべて

      ビクセンFL55SS-AP・SM(2軸モーター)

      EOS6D-GCBF

      ISO6400露出90秒ノータッチガイド

       

       

       

       

       

      http://img-cdn.jg.jugem.jp/1d2/3884570/20181120_2100996.jpg

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      2018.10.23 Tuesday

      三重県民の森星空観察会とTLP

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        10月20日、三重県民の森星空観察会を開催しました。

        7月以降天候に恵まれず4か月ぶりの開催となりました。

         

        *6月に開催した時の写真です。

         

        この星空観察会は私の星仲間が2014年頃に始めたもので、10年間夜な夜な勝手に敷地を使わせてもらっていたこともあり、第1回目から手伝わせてもらっています。当時は不定期開催でしたが2017年から毎月開催となりました。

        四日市インターから10分ぐらいというアクセスの良さと空の暗さで、以前はたくさんの天文ファンでにぎわっていましたが、最近は空が明るくなって星空目的で来る人はほとんどいません。それでも明るいメシエ天体はおおよそ見られますので、ちょっと楽しみたいときにはいい場所です。この日は月齢11の月もあって明るい空でしたが、いくつかのメシエ天体をご来場者様にご覧いただきました。

         

        まだ日没時には土星と火星も見えていますので、土星をご覧いただきましたが、とても気流が悪くボヤボヤで輪も見えないような状況でした。その後火星、月をご覧いただいていると小学1年生ぐらいの男の子がとても一生懸命に望遠鏡を覗いていました。天文マニアに育ちそうな予感です。その後、月の近くにいる天王星や海王星、星雲等を見てもらっているとその男の子が天王星をもう一度見たいと言い出しましたので、導入しようとしましたが、自動導入の精度が悪くなっていたため月で再度アライメントしようと月を導入したところ!!なんとTLP(月面発光現象)が見えました!

        月の欠けている暗い部分にポツンと光が光っています。これは珍しい現象ですので、慌てて順番に見てもらっていたところ、先ほどの男の子が覗いた時には既に消えて見えなくなってしまいました。とっても泣かれてしまいました・・・。

        あとで発光していた場所を調べたところやはりアリスタルコスクレーターでした。アリスタルコスクレーターはとても明るく見えるクレーターで、時折地中のラドンガスを噴き上げることがあり、ガスで舞いあがった月の砂が太陽光に反射して発光するのが見えることがTLPの原因と言われています。

        ともかくとても珍しい現象ですので、皆さんに見てもらいたかったところです。

         

        この日見ていただいた天体

        土星、火星、月、天王星、海王星、アルビレオ、二重星団、ET星団(NGC457)

        ドーナッツ星雲(M57)、アレイ星雲(M27)、アンドロメダ銀河(M31)、昴(M45)

         

        また、観望会の日は終了後も会場を朝まで使用させていただけるため、ご購入いただきましたお客様のサポートをさせていただくのも目的でした。実際の空で自動導入のアライメント方法やスポットファインダーでの天体の探し方等をレクチャーさせていただきました。

         

         

        名古屋に戻ると月が沈み、とてもいい星空が広がっていましたので自宅庭先で撮影をしてみました。

        この日の自宅(中川区)からは4等星まで見えてとてもたくさんの星が見えました。

         

        オリオン大星雲

        ビクセンR200SS-SXP コレクターPH使用

        EOS KISS X7i-GCL

        ケンコー光害カットフィルターLPR-Type2使用 ISO1600 露出1分x8枚加算平均合成

        アストロノミックHαフィルター、O轡侫ルター 各ISO3200 露出1分x8枚を加算平均合成のうえAOO合成

        上記2枚を加重平均合成

        PHDガイディングでオートガイド

         

        2018.10.19 Friday

        半田空の科学館星空案内人養成講座にお邪魔しました。

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          10月17日、半田空の科学館での星空案内人養成講座の最終日にお邪魔しました。

          私は三重環境星空案内人講座で受講しましたが、三重と半田空の科学館は同じ先生が講義をされていますので、三重と半田のOBは相互に見学やお手伝いをすることができます。この日も半田1期生のOBの方々が4名ほどいらっしゃいました。みなさん当店をご利用いただいているお客様でもあります。あ、もちろんこの講座で当店の宣伝をするつもりはございません。ひとりの星空案内人としてお手伝いに伺いました。

           

           

          この日の受講者様のうち14名が女性で、定員は30名ですので約半数が女性でした。講座の内容は「星空案内の実際」で6人程度のグループに分かれて実際に観望会やイベントの企画を作ることでした。各般にOBが一人ずつ入って企画立案を見守ります。

          20分程度の短い時間の中での企画ですので、細かい詰めができず各班の発表に受講者やOBの方々から「曇ったらどうしますか?」とか「安全対策はどうしますか?」など鋭い突込みが入っていました。

           

           

          当店も企業様と観望会を企画しておりますが、数日かけて考えられるリスクを洗い出し、対応できるように企画を練っています。この講義はきっと受講者様の今後に役立つと思います。たくさんの方々に星空を届けていただきたいと思います。

          この日は講座の最終日でしたので、今年も大勢の準星空案内人が誕生しました。愛知県ではまだ奥三河の星空案内人養成講座が開催されています。そちらも半田市同様2期目ですが、立ち上げに少々かかわらせていただいておりますので、奥三河と三重県と半田市の星空案内人の皆様の橋渡しになれるよう今後もサポートしていきたいと思います。

          2018.10.13 Saturday

          翌日も茶臼山へ遠征しました。

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            前日に引き続き良い天気でしたので二夜連続で茶臼山へ遠征しました。

            夕方から天気予報が変わり、雨や曇りの予報があったのと前夜の疲れが抜けず、0時ごろの到着と遅い出発にしました。現地に到着すると前夜同様とてもいい星空が広がっていて雨や雲の気配は全くありませんでした。やはりもっと早く来るべきだったと後悔。満天の星空の下では疲れも吹き飛びます。また、前夜のすごかった人出とは打って変わって誰もいませんでした。

             

             

            この日の目的はジャコビニ・ツィナー彗星とカモメ星雲の接近の撮影でしたが、それ以外にもケンコー・トキナー社からお預かりした光害カットフィルターの試用と前日ガイドが乱れたSXP2赤道儀の再検証も目的でした。光害カットフィルターはメーカーの意図がまだ分かっていないためコメントができません。分かり次第またレビューしたいと思います。

             

            SXP2赤道儀とカーボン三脚は前日ガイドが乱れる原因がなんとなく極軸合わせにあったような気がしましたので、時間をかけてじっくりと合わせてみました。SXP2赤道儀に付属のPFL極軸望遠鏡は3つの星をスケール上に合わせる仕様になっていて、3つの星の位置がピタッと合わば極軸が3分角以内に据え付けられます。

            ところが極軸合わせを始めて見ると、この3つ目の星、こぐま座δ星がスケールに隠されて見えません。赤道儀を少し動かすとスケールから出てきて見えるので、このδ星とケフェウスの51番星がスケールに消されることなく両方を所定の位置に収めることができれば極軸がピタッと合います。ところがこの両スケールに消されることなくぴったりと合わせるのがかなり大変で極軸望遠鏡の周辺湾曲でδ星があまり良く見えません。むしろ横にある24番星のほうが極軸に近く明るく見えるためこちらを使ってほしいと思うぐらいです。

            今まで使用しているSXP・PFL赤道儀の方はなぜかδ星が良く見え設置にあまり苦労しませんでしたので、個体差とも思えますが、ラフに見えてしまうのも問題がある気がします。この極軸望遠鏡は是非メーカーに改善してもらいたいところです。もっとも今となってはポールマスターを使用すれば済むことなのかもしれません。

            ということで、しっかりと極軸を合わせたSXP2赤道儀とASG-CB90カーボン三脚の組み合わせとR200SS鏡筒での撮影には問題がないことが分かりました。

             

            モンキー星雲(NGC2174)

            SXP2-R200SS コレクターPH使用(F3.8)

            EOS6D-GCSF

            ISO2000 露出7分を8枚加算平均合成

            PHDにてオートガイド

            ケンコーLPR TYPE2フィルター使用

             

            まだ彗星が昇ってくるまでに時間がありましたので洞窟星雲を撮影してみました。

            洞窟星雲はカルドウェルカタログでは9番がついていて、SYNSCANコントローラーなどでは割と簡単に導入できますが、スターブックTENでは座標を調べて導入するしかありません。スターブックも是非カルドウェルカタログを装備してほしいものです。

             

            洞窟星雲(SH2-155)

            スカイウォッチャーBKP200/800

            ZWO ASI-1600MC-COOL(-28℃)

            ゲイン300 露出7分を8枚加算平均合成

            PHDにてオートガイド

            ケンコーLPR TYPE2フィルター使用

             

            午前2時半を過ぎるとおおいぬ座がすっかり昇っています。

            鏡筒を載せ換えてこの日のメインの彗星撮影です。先月から星雲や星団との接近を楽しませてくれましたがそろそろ見収めです。この彗星がもたらす「りゅう座流星群」も前日ほどではありませんでしたがよく流れていました。

             

            メシエ50&21Pジャコビニ・ツィナー彗星&かもめ星雲(IC2177)

            ペンタックス 75EDHFII鏡筒

            SXP2赤道儀

            EOS6D-GCSF

            ISO6400 露出2分を8枚加算合成

            PHDにてオートガイド(恒星)

             

            早めに撤収する予定でしたが、片付け終わる頃には既にカノープスが南中。前日同様とてもよく見えていました。

            とても良い天気の二日間でした。

             

             

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            2018.10.12 Friday

            10月7日茶臼山へ遠征しました。SXP2赤道儀レビュー

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              10月7日、お客様から同行のご依頼をいただきましたので、茶臼山へ遠征しました。

              朝から青空が広がり、グループにより御嶽山やアララギ高原等への遠征計画が方々から聞こえてくる天候のいい日でした。ご来店のお客様方からどこに行くのかとのご質問をたくさんいただき、一番快晴になる予報の高い茶臼山へ行くことに決めました。このところの週末の茶臼山は場所を確保できないほどの人気のため、先発のお客様に場所の確保をお願いして星仲間と合流しつつ、4名のお客様と現地で合流しました。

               

              現地に到着すると100m四方ぐらいのスペースに40台ぐらいの車がびっしりと止まっていて、所狭しと望遠鏡が並んでおり、同行したお客様以外にも当店のお客様方がたくさんいらっしゃいました。また山頂でも星空観察会のイベントが行われていたため大にぎわいの茶臼山となっていました。あとで聞いたお話では、観測に来たけど中腹も山頂もスペースというスペースにびっしりと望遠鏡やカメラ三脚が並んでいたようであきらめて帰宅したお客様もいたとのこと。とにかく夜中の山にこんなにも天文ファンがいるのかという状況でした。山頂の広大な駐車場を開放してもらえると助かるのですが、天文ファン以外も入ってきてしまうため開放してもらえないのが残念です。

               

              天の川

              Laowa15mmF4ワイドマクロシフトレンズ

              EOS6D-GCBF

              ISO6400 露出30秒 絞り開放

              ケンコー光害カットフィルター(試作品)使用

               

               

              この日はお客様のサポートと同時に新発売のSXP2赤道儀とカーボン三脚の使用感を確かめるのも目的でした。

              SXP2赤道儀はSXP赤道儀に比べ若干大きく重たくなりました。その分強度も増したようで積載可能重量は1kg増えて17kgとなりました。動かしてみるとベルトドライブの恩恵で動作音がかなり小さくなっています。SXP赤道儀はステッピングモーターを使用しているにもかかわらず、他社の赤道儀と比べると自動導入時の動作音が大きく、自宅の庭で使用していると就寝中の家族や隣近所へ気を揉んでしまいますが、SXP2赤道儀は気兼ねすることなく使えそうです。

              カーボン三脚はSXG-HAL130三脚に比べかなり軽量でたたむと小さくなります。この三脚はカーボンですが内側がアルミで補強されているため見た目と重量に比べてかなりの強度があります。それでもSXP2赤道儀を載せて揺らしてみると微振動を感じます。

              不安になりつつもR200SS鏡筒を載せて撮影してみると全く問題ありません。メーカーが2年かけて開発をしてきたというだけあります。ただし重たい鏡筒で試していないのでまた確認してみたいところです。

               

              アンドロメダ銀河

               

              実はSXP2赤道儀を使用してみたところ、意外にもオートガイダーのグラフが乱れ、やはりカーボン三脚の強度不足かと思いましたが、実は極軸の据え付け精度が悪かったようで翌日三脚には問題がないことが分かりました。このあたりは次回のブログで記載しようと思います。

               

              メシエ33

              SXP2-R200SS コレクターPH使用(F3.8)

              EOS6D-GCBF

              ISO2000 露出7分 8枚加算平均合成

              ケンコー光害カットフィルター使用

               

              同行のお客様へはオートガイダーの使用方法や撮影方法、また別のお客様へは赤道儀の使用方法やアライメント、使いやすようにコントローラーの設定変更などのサポートさせていただき、観望や撮影を楽しんでいただきました。

              満天の星空の下、ご購入いただいた機材でサポートさせていただくと、ご理解していただくのがとても速く上手に使いこなしていただけます。店舗で一生懸命説明してもなかなか理解していただけないこともあっという間にご理解いただけます。なので、私としても実際の空の下でサポートさせていただく方が助かります。是非気兼ねしないでご利用いただければと思います。

               

              そうこうしているとおおいぬ座が昇ってきました。実はこの日は21Pジャコビニ・ツィナー彗星がメシエ50星団と接近する日で、彗星を撮影して撤収しました。さらにこの日はこの21P彗星の通り道を地球が通過するジャコビニ流星群(りゅう座流星群)の極大日でもあったため、たくさんの明るい流れ星を楽しめました。

               

              メシエ50星団と21Pジャコビニ・ツィナー彗星

              SXP2-R200SS コレクターPH使用(F3.8)

              EOS6D-GCBF

              ISO6400 露出2分 4枚加算合成

              ケンコー光害カットフィルター使用

               

              2018.09.20 Thursday

              旭高原へ遠征しました。Laowa105mm F2‘The Bokeh Dreamer’レビュー

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                9月17日、晴れそうでしたのでお客様と旭高原に遠征しました。

                このところ天の川の中を南下中のジャコビニ・ツィナー彗星(21P)が星団や星雲と接近していてかなりフォトジェニックな状態となっています。

                この日も彗星はふたご座の足元にあって、くらげ星雲とモンキー星雲に接近していましたので撮影しに行きました。

                到着すると快晴の空に秋の天の川がとてもきれいで、当店のお客様がおひとりいらして既に撮影をされていました。

                 

                 

                この日の月の入りは午後11時前、彗星が出てくるまでにも時間がありましたので洞窟星雲を撮影しようと導入、試し撮りをしたところなんだか写りが悪く、おかしいなぁと思って見上げてみたところ、大きな木の枝にさえぎられていました。彗星を撮影するために東の低空を確保するため、天頂の視界を犠牲にしたところに望遠鏡を設置したのを忘れていました。空を見ないでパソコンの画面ばかり見ているとこうなりますね。

                あきらめてNGC7814を撮影してみました。

                 

                NGC7814

                スカイウォッチャーBKP200/800-EQ6R

                ZWO ASI1600MC-COOL(-26℃)

                ゲイン300 露出7分x6枚

                オートガイド、トリミング有

                 

                NGC7814は電弧銀河と呼ばれ、M104ソンブレロ銀河に似ていることからミニソンブレロとも呼ばれる真横から見た銀河で暗黒帯が良く見えるのが特徴です。

                初めて撮影してみましたが思ったより小さく、もっと長焦点の望遠鏡と良い空の下で再度撮影してみようと思います。

                 

                午前1時になり十分に彗星が見える高度になってきましたので、お客様の28cm望遠鏡で彗星を電子観望させていただくと、しっかりと尾が伸びているのが分かりました。

                撮影してみると近くのM35、くらげ星雲とモンキー星雲が一緒に写ります。

                ワクワクして撮影していると突然空が真っ黒に。完全に霧に包まれてしまいました。

                機材も水滴でベタベタになり始め、完全に雲の中です。こんな状態でもビクセンのレンズヒーター360兇呂靴辰りとレンズをクリアーに保ってくれます。

                 

                よく通販サイトで販売されている2,000円ぐらいのレンズヒーターは天体写真には全く役に立ちません。

                実は、ビクセン社にレンズ用のヒーターを作ってくださいと提案したのは私です。ポタ赤(最近はコンパクト赤道儀と呼ぶらしい)のポラリエが発売された頃ですが、望遠鏡に巻く露よけヒーターしかなく小さな単焦点レンズには大きすぎてポラリエでは非常に使いにくかったので提案してみたところ、当時の営業担当者が商品開発企画をしてくれて発売に至りました。

                話が余談になりましたが、機材は小雨に振られたようにベタベタになってしまい、その後も霧が晴れることもなかったため撤収しました。

                 

                21Pジャコビニ・ツィナー彗星(クリックで大きい画像が開きます)

                Laowa105mm F2‘The Bokeh Dreamer’(F2.8)

                EOS KISS X7i-GCL

                IDAS HEUIBMFAフィルター使用

                ビクセンSXP赤道儀

                ISO3200 露出2分X9枚

                ノータッチガイド

                 

                 

                 

                 

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                2018.09.08 Saturday

                ひるがの高原へ遠征しました。ED70SSレビュー

                0

                  9月5日、前日よりお誘いをいただいておりましたので、2名のお客様とひるがの高原へ遠征しました。

                   

                  目的地最寄りのインターを降りるといつもと何か景色が違います。

                  よく見ると信号も街灯も点いていません。前日の台風21号の影響で町全体が停電しているようです。もちろん民家の灯りも見えません。こういう光景を見るととても楽しむ気になれません。後ろ髪引かれる気持ちで観測地に到着すると結構な曇り空で、山の上から見ると高速道路やサービスエリア、所々に街灯の明かりなどが見えました。

                  北極星も見えないため機材をセッティングすることもできず、現地で集合したお客様たちと談笑していると次第に雲が晴れてきて、午後11時ごろから薄明まで綺麗な星空が広がりました。

                   

                  この日の目的はED70SSの撮影テスト。カタログには載っていませんが、以前より当店で販売している小型ED屈折望遠鏡です。

                  まもなく販売が終了するため今更ですが、撮影に使ってみました。

                  専用のレデューサーが一緒に発売されていますが、コマ収差を補正してくれません。ビクセンED、SDシリーズのコマ収差を良好に補正してくれるKASAIの0.8倍レデューサーもF6~F8用なので、適合しないのを承知で使用してみましたがやはりダメでした。

                  中心像や色の出方は良好な鏡筒のため、非常に惜しい気がしますが、眼視用としてはとても軽量で、HRアイピースと一緒に使用すれば高倍率も結構楽しめます。

                   

                  北アメリカ&ペリカン星雲

                  ビクセン ED70SS-SXP赤道儀

                  EOS6D-GCBF

                  ISO6400 60秒x8枚を加算平均合成

                  ノータッチガイド

                   

                  この日は近日点通過直前のジャコビ二・ツィナー彗星(21P)が観測しやすい所にいましたので、撮影してみました。

                  この彗星はりゅう座流星群の母彗星で10月に流れ星をたくさん楽しむことができます。

                  この日の光度は7等星ぐらいでしたので、場所を把握すれば双眼鏡でも存在がわかるぐらいでした。お客様の望遠鏡で見せていただくと、核と核から少し伸びる尾がよく見えました。

                   

                  ジャコビ二・ツィナー彗星(21P)

                  ペンタックス75EDHFIIレデューサー使用

                  ビクセンSXP赤道儀

                  EOS6D-GCBF

                  ISO6400 露出60秒x4コマを加算合成

                  ノータッチガイド

                  (クリックで大きい画像が開きます)

                   

                  またこの日はらせん星雲の撮影も目的でした。

                  快晴になった時刻にちょうど南中。とてもいい条件で撮影できます。月の出が午前1時すぎのため月が出てからはナローフィルターで撮影する予定でした。らせん星雲を導入して露出を合わせるととてもいい感じにモニターに表示されました。すっかり見とれているうちに撮影のスタートボタンを押し忘れ、ただの電子観望状態になっていました。1時間近く経過して気付いた時にはすっかりらせん星雲は西の空。慌てて撮影を再開しました。

                   

                  らせん星雲(NGC7293)

                  スカイウォッチャー BKP200/800-EQ6R

                  バーダーMPCCコマコレクター

                  ZWO ASI1600MC-COOL(-26°)

                  ゲイン300露出7分を8枚加算平均合成+Hαゲイン400露出10分を4枚加算平均合成

                  オートガイド

                   

                  月が昇ってきた頃にはすっかり東は冬の星空。なんとなくプレアデス星団を撮影して撤収しました。

                   

                  プレアデス星団(M45)

                  ペンタックス75EDHFII

                  ビクセンSXP赤道儀

                  EOS6D-GCBF

                  ISO2000 露出6分x12コマを加算平均合成

                  ノータッチガイド

                  トリミングあり

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

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                  2018.08.29 Wednesday

                  碧南市エメラルドホール宙歌コンサートと星空観望会

                  0

                    8月22日、碧南市エメラルドホールで惑星観望会を行いました。

                    星のソムリエでもあるオペラ歌手宮崎智永さんのコンサートの第2部として企画されました。

                     

                    コンサートでは星にまつわる歌が演奏され、テノールの歌声にすっかり魅了されてしまいました。

                    歌の合間には宮崎さん自身による宇宙や星のお話があり、子供たちにもわかりやすい解説でとても楽しめました。

                     

                     

                    午後7時からはホールの第4駐車場を利用して惑星観望会を開催しました。

                    通常の流し観望会とは違い、最初から200名の方がいらっしゃいます。

                    8台の望遠鏡を並べてそれぞれの望遠鏡の特性に合わせた対象を導入。順番にご覧いただきました。

                     

                     

                    開始時は金星、その後に木星、土星、火星、月や二重星をご覧いただきました。

                     

                     

                    案内人の星のソムリエ寺本さんのアイデアと製作で、各惑星の見所やどの望遠鏡が何を見ているかが分かるPOPやボードを立てていただきました。子供たちに大人気でした。

                     

                    この日は昼から視程がよく、夏の星座がとてもよく見えました。台風19号と20号に挟まれた日で天候が心配でしたが、風もなく快晴の星空の下、ご来場者様に望遠鏡で見る天体をご堪能いただきました。

                    2018.08.12 Sunday

                    8月6日お客様のサポートに伺いました

                    0

                      8月6日、愛知県南知多町へお客様のサポートに伺いました。

                      ビーチに面したおしゃれなお宅で、ガレージの上に当店の店舗面積ほどのテラスがあり、海の上の星空を一望できます。

                       

                      名古屋は曇り空でしたがこちらは快晴で、夏の星座の解説を少々させていただきつつ、望遠鏡の操作説明がてら木星、土星、火星をご覧いただきました。

                       

                      南知多町は当店のお客様たちもよく星空観望に出かけられる所で、条件のいい日には天の川も見られます。

                      今後お客様のところではお友達を集めて観望会を開かれるとのことで、新たな星空拠点としてご活躍されることはとても楽しみです。

                       

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