<< 7月20日、あおなみ線天体観望会を行いました。 | main | 8月11日三重県民の森星空観望会を開催しました。 >>
2019.08.03 Saturday

ビクセンスターブックTENに対応したASIAIRを試してみました。

0
    7月30日、梅雨明けしたにもかかわらずあまりにも晴れないので、唯一晴れ予報の三重県民の森にお客様と遠征しました。遠征と言っても店舗から45分ぐらいですので「ちょっと寄り道」程度の感覚です。到着すると快晴で透明度もよくとてもきれいな天の川が見えていました。目的はビクセンスターブックTEN赤道儀に対応したASIAIRの試用です。
    日本ではビクセンユーザーが多いですが、世界ではビクセンは少数です。ZWOが中国メーカーということもあり、なかなかスターブックTENに対応しませんでしたが、7月半ばにようやく正式対応されました。
    店舗では動作を確認していましたが、実際の使用でうまくいくかどうか半信半疑でしたが、とてもあっさりと動作し、完璧に動いてくれました。

     

    網状星雲(クリックで大きい画像が開きます)
    ビクセン SD81S-SXP

    キャノン EOS6D-GCBF

    ISO2000 露出5分x8枚+10分x3枚

    ASIAIRで撮影、オートガイド

    SDレデューサー、サイトロンQBPフィルター使用

     



    三重県民の森は四日市や桑名市に近く、名古屋の光害も影響する場所です。ビクセンSD81Sにレデューサーを組み込みサイトロンのクアッドバンドフィルターを取り付けて水素と酸素スペクトルの多い網状星雲を撮影してみました。

     

    いつもの通り、望遠鏡を設置して極軸を合わせてベガとデネブで2点アライメントし、カメラとガイド鏡のピントを合わせておきます。その後タブレットのWifiをASIAIRに接続してアプリを起動しました。網状星雲は西側と東側にNGC番号が与えられています。今回は西側のNGC6960をアプリに入力してGOTOをかけ、プレビューモードでISO20000で5秒間露出した画像にてプレートソルブを実行しました。快適に導入補正をしてくれました。 網状星雲は西側と東側とその中央にある超新星残骸を一緒に撮れます。プレートソルブでは西側、もしくは東側を中央にしてしまうためスカイサファリで撮りたいところへ望遠鏡を向けました。

     



    スカイサファリを起動してASIAIRに接続したスターブックTENを接続します。スターブックでは星雲の形状までは表示してくれませんが、スカイサファリにはその機能があります。ターゲットマークを網状星雲の中心に来るように望遠鏡を動かして撮影すると見事に構図が一致します。とても便利です。 その後、オートガイド画面にしてキャリブレーション、ガイドを開始して撮影を始めました。オートガイドの精度を懸念していましたがデフォルト設定で全く問題なくガイドしてくれました。

     

    ビクセンに完全対応したASIAIR、撮影にパソコンの必要がなくなり身軽でかなり快適です。今後の主流機材になると思います。余談ですが、低地でタブレットを持っていると指や腕を蚊に刺されまくります。虫よけが必須ですね。