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2018.11.22 Thursday

11月10日志摩へ遠征しました。ビクセンFL55SS、セレストロンRASA11レビュー

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    11月10日、前日よりお客様方より遠征のお誘いをいただいておりましたので、3名のお客様と志摩へ遠征しました。

    途中少し風があったものの、概ねいい天気で薄明まで満天の星空を堪能できました。

     

    この日は北海道に持っていったビクセンFL55SSでしっかりと撮影することと、セレストロンのアストログラフ、RASAを試してみることが目的でした。

    RASAは温度順応に時間がかかりますので、到着するとすぐにセッティングしようと思いましたが、思いのほか鏡筒が重く、近くにいた女性のお客様に手伝ってもらってようやく積載できました。

    ところが乗ると思っていたEQ6R赤道儀では全くスペックが足りず、合計15圓離丱薀鵐好Ε┘ぅ箸任倭瓦足りません。車にあった3.7圓鯆媛辰靴討眤りず、道中に買ったお茶とコーヒーのペットボトルをさらにぶら下げてなんとかクランプが滑らないようになりましたが、バランスが取れているわけではありません。セレストロンのGCL赤道儀かタカハシのEM400ぐらいの赤道儀が必要です。

     

    RASAはシュミットカセグレンでいうところの副鏡の部分にカメラを取り付けます。

    以前、C11にパイパースターを取り付けたお客様のファーストライトに同行したことがありましたので、デジカメをつけると画面が確認できない、フードがないとバーティノフマスクが付けられないなどのトラブルを知っていましたので、冷却CMOSを取り付け、C11用のフードを付けて万全の態勢で臨みました。

    ところが、赤道儀の容量不足とアンバランスのせいでガイド鏡を付けるとバランスが取れず赤道儀が滑ってしまいます。あきらめてノータッチガイドでできる範囲で撮影してみました。

     

    M78星雲

    ゲイン350 露出40秒 14コマを加算平均合成 トリミングあり

     

    ゲイン300 露出30秒 19コマを加算平均合成 トリミングあり

    上記セレストロンRASA11"

    スカイウォッチャーEQ6R赤道儀

    ZWO ASI1600MC-Cool(-26.5℃)

    ノータッチガイド

     

    撮影後、フラットダークを撮影しようとしたところ、フードにキャップができません。特殊な鏡筒だけに、専用フードやフードキャップを付属してほしいところです。仕方ないので部屋を真っ暗にして布をかぶせて撮影しました。

    ようやくデータが揃って、いざ画像処理をしようとしたところ、なんだか色むらが起こります。調べてみるとF2.2という明るい光学系ゆえにフラットフレームの輝度差のある明るいところに、パープルフリンジのように赤外の赤色が写っていました。これが色むらを起こすようです。フラットフレームの撮り方を考えていつか仕切りなおそうと思います。

    上のM78星雲はフラット補正なしで周辺の補正しきれないところをカットしてあります。それでもたった40秒の露出でこんなに写ってしまうのはさすがです。ガイドしてゲインを落としてしっかりと露出をかけて撮影すればもっと描写もよくなると思います。

     

    また、北海道へ持っていったFL55SSも試してみました。

    北海道へはガイドシステムを持っていけなかったので、ISO感度を上げて短時間で撮影してきましたが、今回はしっかりと露出をかけて撮影してみました。

     

    プレアデス星団(メシエ45)クリックで大きい画像が開きます。

     

    バラ星雲(クリックで大きい画像が開きます)

     

    上記ビクセンFL55SS-SXPレデューサー使用

    EOS6D-GCBF

    ISO2000 露出5分x12枚を加算平均合成

    ノータッチガイド

     

    レデューサーをつけるとF4.3と明るい光学系になります。露出が少なくても思ったより良く映りました。たった5分の露出で分子雲もよく写ってくれています。フィルター換装のデジカメなので、少々ゴーストが出ていますが、レス改造で撮影すればかなり強力な撮影鏡になると思います。こういった鏡筒に出会うとEOS6Dもレス改造をしたくなります。