<< 半田空の科学館星空案内人養成講座にお邪魔しました。 | main |
2018.10.23 Tuesday

三重県民の森星空観察会とTLP

0

    10月20日、三重県民の森星空観察会を開催しました。

    7月以降天候に恵まれず4か月ぶりの開催となりました。

     

    *6月に開催した時の写真です。

     

    この星空観察会は私の星仲間が2014年頃に始めたもので、10年間夜な夜な勝手に敷地を使わせてもらっていたこともあり、第1回目から手伝わせてもらっています。当時は不定期開催でしたが2017年から毎月開催となりました。

    四日市インターから10分ぐらいというアクセスの良さと空の暗さで、以前はたくさんの天文ファンでにぎわっていましたが、最近は空が明るくなって星空目的で来る人はほとんどいません。それでも明るいメシエ天体はおおよそ見られますので、ちょっと楽しみたいときにはいい場所です。この日は月齢11の月もあって明るい空でしたが、いくつかのメシエ天体をご来場者様にご覧いただきました。

     

    まだ日没時には土星と火星も見えていますので、土星をご覧いただきましたが、とても気流が悪くボヤボヤで輪も見えないような状況でした。その後火星、月をご覧いただいていると小学1年生ぐらいの男の子がとても一生懸命に望遠鏡を覗いていました。天文マニアに育ちそうな予感です。その後、月の近くにいる天王星や海王星、星雲等を見てもらっているとその男の子が天王星をもう一度見たいと言い出しましたので、導入しようとしましたが、自動導入の精度が悪くなっていたため月で再度アライメントしようと月を導入したところ!!なんとTLP(月面発光現象)が見えました!

    月の欠けている暗い部分にポツンと光が光っています。これは珍しい現象ですので、慌てて順番に見てもらっていたところ、先ほどの男の子が覗いた時には既に消えて見えなくなってしまいました。とっても泣かれてしまいました・・・。

    あとで発光していた場所を調べたところやはりアリスタルコスクレーターでした。アリスタルコスクレーターはとても明るく見えるクレーターで、時折地中のラドンガスを噴き上げることがあり、ガスで舞いあがった月の砂が太陽光に反射して発光するのが見えることがTLPの原因と言われています。

    ともかくとても珍しい現象ですので、皆さんに見てもらいたかったところです。

     

    この日見ていただいた天体

    土星、火星、月、天王星、海王星、アルビレオ、二重星団、ET星団(NGC457)

    ドーナッツ星雲(M57)、アレイ星雲(M27)、アンドロメダ銀河(M31)、昴(M45)

     

    また、観望会の日は終了後も会場を朝まで使用させていただけるため、ご購入いただきましたお客様のサポートをさせていただくのも目的でした。実際の空で自動導入のアライメント方法やスポットファインダーでの天体の探し方等をレクチャーさせていただきました。

     

     

    名古屋に戻ると月が沈み、とてもいい星空が広がっていましたので自宅庭先で撮影をしてみました。

    この日の自宅(中川区)からは4等星まで見えてとてもたくさんの星が見えました。

     

    オリオン大星雲

    ビクセンR200SS-SXP コレクターPH使用

    EOS KISS X7i-GCL

    ケンコー光害カットフィルターLPR-Type2使用 ISO1600 露出1分x8枚加算平均合成

    アストロノミックHαフィルター、O轡侫ルター 各ISO3200 露出1分x8枚を加算平均合成のうえAOO合成

    上記2枚を加重平均合成

    PHDガイディングでオートガイド