2018.11.22 Thursday

11月10日志摩へ遠征しました。ビクセンFL55SS、セレストロンRASA11レビュー

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    11月10日、前日よりお客様方より遠征のお誘いをいただいておりましたので、3名のお客様と志摩へ遠征しました。

    途中少し風があったものの、概ねいい天気で薄明まで満天の星空を堪能できました。

     

    この日は北海道に持っていったビクセンFL55SSでしっかりと撮影することと、セレストロンのアストログラフ、RASAを試してみることが目的でした。

    RASAは温度順応に時間がかかりますので、到着するとすぐにセッティングしようと思いましたが、思いのほか鏡筒が重く、近くにいた女性のお客様に手伝ってもらってようやく積載できました。

    ところが乗ると思っていたEQ6R赤道儀では全くスペックが足りず、合計15圓離丱薀鵐好Ε┘ぅ箸任倭瓦足りません。車にあった3.7圓鯆媛辰靴討眤りず、道中に買ったお茶とコーヒーのペットボトルをさらにぶら下げてなんとかクランプが滑らないようになりましたが、バランスが取れているわけではありません。セレストロンのGCL赤道儀かタカハシのEM400ぐらいの赤道儀が必要です。

     

    RASAはシュミットカセグレンでいうところの副鏡の部分にカメラを取り付けます。

    以前、C11にパイパースターを取り付けたお客様のファーストライトに同行したことがありましたので、デジカメをつけると画面が確認できない、フードがないとバーティノフマスクが付けられないなどのトラブルを知っていましたので、冷却CMOSを取り付け、C11用のフードを付けて万全の態勢で臨みました。

    ところが、赤道儀の容量不足とアンバランスのせいでガイド鏡を付けるとバランスが取れず赤道儀が滑ってしまいます。あきらめてノータッチガイドでできる範囲で撮影してみました。

     

    M78星雲

    ゲイン350 露出40秒 14コマを加算平均合成 トリミングあり

     

    ゲイン300 露出30秒 19コマを加算平均合成 トリミングあり

    上記セレストロンRASA11"

    スカイウォッチャーEQ6R赤道儀

    ZWO ASI1600MC-Cool(-26.5℃)

    ノータッチガイド

     

    撮影後、フラットダークを撮影しようとしたところ、フードにキャップができません。特殊な鏡筒だけに、専用フードやフードキャップを付属してほしいところです。仕方ないので部屋を真っ暗にして布をかぶせて撮影しました。

    ようやくデータが揃って、いざ画像処理をしようとしたところ、なんだか色むらが起こります。調べてみるとF2.2という明るい光学系ゆえにフラットフレームの輝度差のある明るいところに、パープルフリンジのように赤外の赤色が写っていました。これが色むらを起こすようです。フラットフレームの撮り方を考えていつか仕切りなおそうと思います。

    上のM78星雲はフラット補正なしで周辺の補正しきれないところをカットしてあります。それでもたった40秒の露出でこんなに写ってしまうのはさすがです。ガイドしてゲインを落としてしっかりと露出をかけて撮影すればもっと描写もよくなると思います。

     

    また、北海道へ持っていったFL55SSも試してみました。

    北海道へはガイドシステムを持っていけなかったので、ISO感度を上げて短時間で撮影してきましたが、今回はしっかりと露出をかけて撮影してみました。

     

    プレアデス星団(メシエ45)クリックで大きい画像が開きます。

     

    バラ星雲(クリックで大きい画像が開きます)

     

    上記ビクセンFL55SS-SXPレデューサー使用

    EOS6D-GCBF

    ISO2000 露出5分x12枚を加算平均合成

    ノータッチガイド

     

    レデューサーをつけるとF4.3と明るい光学系になります。露出が少なくても思ったより良く映りました。たった5分の露出で分子雲もよく写ってくれています。フィルター換装のデジカメなので、少々ゴーストが出ていますが、レス改造で撮影すればかなり強力な撮影鏡になると思います。こういった鏡筒に出会うとEOS6Dもレス改造をしたくなります。

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    2018.10.12 Friday

    10月7日茶臼山へ遠征しました。SXP2赤道儀レビュー

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      10月7日、お客様から同行のご依頼をいただきましたので、茶臼山へ遠征しました。

      朝から青空が広がり、グループにより御嶽山やアララギ高原等への遠征計画が方々から聞こえてくる天候のいい日でした。ご来店のお客様方からどこに行くのかとのご質問をたくさんいただき、一番快晴になる予報の高い茶臼山へ行くことに決めました。このところの週末の茶臼山は場所を確保できないほどの人気のため、先発のお客様に場所の確保をお願いして星仲間と合流しつつ、4名のお客様と現地で合流しました。

       

      現地に到着すると100m四方ぐらいのスペースに40台ぐらいの車がびっしりと止まっていて、所狭しと望遠鏡が並んでおり、同行したお客様以外にも当店のお客様方がたくさんいらっしゃいました。また山頂でも星空観察会のイベントが行われていたため大にぎわいの茶臼山となっていました。あとで聞いたお話では、観測に来たけど中腹も山頂もスペースというスペースにびっしりと望遠鏡やカメラ三脚が並んでいたようであきらめて帰宅したお客様もいたとのこと。とにかく夜中の山にこんなにも天文ファンがいるのかという状況でした。山頂の広大な駐車場を開放してもらえると助かるのですが、天文ファン以外も入ってきてしまうため開放してもらえないのが残念です。

       

      天の川

      Laowa15mmF4ワイドマクロシフトレンズ

      EOS6D-GCBF

      ISO6400 露出30秒 絞り開放

      ケンコー光害カットフィルター(試作品)使用

       

       

      この日はお客様のサポートと同時に新発売のSXP2赤道儀とカーボン三脚の使用感を確かめるのも目的でした。

      SXP2赤道儀はSXP赤道儀に比べ若干大きく重たくなりました。その分強度も増したようで積載可能重量は1kg増えて17kgとなりました。動かしてみるとベルトドライブの恩恵で動作音がかなり小さくなっています。SXP赤道儀はステッピングモーターを使用しているにもかかわらず、他社の赤道儀と比べると自動導入時の動作音が大きく、自宅の庭で使用していると就寝中の家族や隣近所へ気を揉んでしまいますが、SXP2赤道儀は気兼ねすることなく使えそうです。

      カーボン三脚はSXG-HAL130三脚に比べかなり軽量でたたむと小さくなります。この三脚はカーボンですが内側がアルミで補強されているため見た目と重量に比べてかなりの強度があります。それでもSXP2赤道儀を載せて揺らしてみると微振動を感じます。

      不安になりつつもR200SS鏡筒を載せて撮影してみると全く問題ありません。メーカーが2年かけて開発をしてきたというだけあります。ただし重たい鏡筒で試していないのでまた確認してみたいところです。

       

      アンドロメダ銀河

       

      実はSXP2赤道儀を使用してみたところ、意外にもオートガイダーのグラフが乱れ、やはりカーボン三脚の強度不足かと思いましたが、実は極軸の据え付け精度が悪かったようで翌日三脚には問題がないことが分かりました。このあたりは次回のブログで記載しようと思います。

       

      メシエ33

      SXP2-R200SS コレクターPH使用(F3.8)

      EOS6D-GCBF

      ISO2000 露出7分 8枚加算平均合成

      ケンコー光害カットフィルター使用

       

      同行のお客様へはオートガイダーの使用方法や撮影方法、また別のお客様へは赤道儀の使用方法やアライメント、使いやすようにコントローラーの設定変更などのサポートさせていただき、観望や撮影を楽しんでいただきました。

      満天の星空の下、ご購入いただいた機材でサポートさせていただくと、ご理解していただくのがとても速く上手に使いこなしていただけます。店舗で一生懸命説明してもなかなか理解していただけないこともあっという間にご理解いただけます。なので、私としても実際の空の下でサポートさせていただく方が助かります。是非気兼ねしないでご利用いただければと思います。

       

      そうこうしているとおおいぬ座が昇ってきました。実はこの日は21Pジャコビニ・ツィナー彗星がメシエ50星団と接近する日で、彗星を撮影して撤収しました。さらにこの日はこの21P彗星の通り道を地球が通過するジャコビニ流星群(りゅう座流星群)の極大日でもあったため、たくさんの明るい流れ星を楽しめました。

       

      メシエ50星団と21Pジャコビニ・ツィナー彗星

      SXP2-R200SS コレクターPH使用(F3.8)

      EOS6D-GCBF

      ISO6400 露出2分 4枚加算合成

      ケンコー光害カットフィルター使用

       

      2018.09.20 Thursday

      旭高原へ遠征しました。Laowa105mm F2‘The Bokeh Dreamer’レビュー

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        9月17日、晴れそうでしたのでお客様と旭高原に遠征しました。

        このところ天の川の中を南下中のジャコビニ・ツィナー彗星(21P)が星団や星雲と接近していてかなりフォトジェニックな状態となっています。

        この日も彗星はふたご座の足元にあって、くらげ星雲とモンキー星雲に接近していましたので撮影しに行きました。

        到着すると快晴の空に秋の天の川がとてもきれいで、当店のお客様がおひとりいらして既に撮影をされていました。

         

         

        この日の月の入りは午後11時前、彗星が出てくるまでにも時間がありましたので洞窟星雲を撮影しようと導入、試し撮りをしたところなんだか写りが悪く、おかしいなぁと思って見上げてみたところ、大きな木の枝にさえぎられていました。彗星を撮影するために東の低空を確保するため、天頂の視界を犠牲にしたところに望遠鏡を設置したのを忘れていました。空を見ないでパソコンの画面ばかり見ているとこうなりますね。

        あきらめてNGC7814を撮影してみました。

         

        NGC7814

        スカイウォッチャーBKP200/800-EQ6R

        ZWO ASI1600MC-COOL(-26℃)

        ゲイン300 露出7分x6枚

        オートガイド、トリミング有

         

        NGC7814は電弧銀河と呼ばれ、M104ソンブレロ銀河に似ていることからミニソンブレロとも呼ばれる真横から見た銀河で暗黒帯が良く見えるのが特徴です。

        初めて撮影してみましたが思ったより小さく、もっと長焦点の望遠鏡と良い空の下で再度撮影してみようと思います。

         

        午前1時になり十分に彗星が見える高度になってきましたので、お客様の28cm望遠鏡で彗星を電子観望させていただくと、しっかりと尾が伸びているのが分かりました。

        撮影してみると近くのM35、くらげ星雲とモンキー星雲が一緒に写ります。

        ワクワクして撮影していると突然空が真っ黒に。完全に霧に包まれてしまいました。

        機材も水滴でベタベタになり始め、完全に雲の中です。こんな状態でもビクセンのレンズヒーター360兇呂靴辰りとレンズをクリアーに保ってくれます。

         

        よく通販サイトで販売されている2,000円ぐらいのレンズヒーターは天体写真には全く役に立ちません。

        実は、ビクセン社にレンズ用のヒーターを作ってくださいと提案したのは私です。ポタ赤(最近はコンパクト赤道儀と呼ぶらしい)のポラリエが発売された頃ですが、望遠鏡に巻く露よけヒーターしかなく小さな単焦点レンズには大きすぎてポラリエでは非常に使いにくかったので提案してみたところ、当時の営業担当者が商品開発企画をしてくれて発売に至りました。

        話が余談になりましたが、機材は小雨に振られたようにベタベタになってしまい、その後も霧が晴れることもなかったため撤収しました。

         

        21Pジャコビニ・ツィナー彗星(クリックで大きい画像が開きます)

        Laowa105mm F2‘The Bokeh Dreamer’(F2.8)

        EOS KISS X7i-GCL

        IDAS HEUIBMFAフィルター使用

        ビクセンSXP赤道儀

        ISO3200 露出2分X9枚

        ノータッチガイド

         

         

         

         

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        2018.09.08 Saturday

        ひるがの高原へ遠征しました。ED70SSレビュー

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          9月5日、前日よりお誘いをいただいておりましたので、2名のお客様とひるがの高原へ遠征しました。

           

          目的地最寄りのインターを降りるといつもと何か景色が違います。

          よく見ると信号も街灯も点いていません。前日の台風21号の影響で町全体が停電しているようです。もちろん民家の灯りも見えません。こういう光景を見るととても楽しむ気になれません。後ろ髪引かれる気持ちで観測地に到着すると結構な曇り空で、山の上から見ると高速道路やサービスエリア、所々に街灯の明かりなどが見えました。

          北極星も見えないため機材をセッティングすることもできず、現地で集合したお客様たちと談笑していると次第に雲が晴れてきて、午後11時ごろから薄明まで綺麗な星空が広がりました。

           

          この日の目的はED70SSの撮影テスト。カタログには載っていませんが、以前より当店で販売している小型ED屈折望遠鏡です。

          まもなく販売が終了するため今更ですが、撮影に使ってみました。

          専用のレデューサーが一緒に発売されていますが、コマ収差を補正してくれません。ビクセンED、SDシリーズのコマ収差を良好に補正してくれるKASAIの0.8倍レデューサーもF6~F8用なので、適合しないのを承知で使用してみましたがやはりダメでした。

          中心像や色の出方は良好な鏡筒のため、非常に惜しい気がしますが、眼視用としてはとても軽量で、HRアイピースと一緒に使用すれば高倍率も結構楽しめます。

           

          北アメリカ&ペリカン星雲

          ビクセン ED70SS-SXP赤道儀

          EOS6D-GCBF

          ISO6400 60秒x8枚を加算平均合成

          ノータッチガイド

           

          この日は近日点通過直前のジャコビ二・ツィナー彗星(21P)が観測しやすい所にいましたので、撮影してみました。

          この彗星はりゅう座流星群の母彗星で10月に流れ星をたくさん楽しむことができます。

          この日の光度は7等星ぐらいでしたので、場所を把握すれば双眼鏡でも存在がわかるぐらいでした。お客様の望遠鏡で見せていただくと、核と核から少し伸びる尾がよく見えました。

           

          ジャコビ二・ツィナー彗星(21P)

          ペンタックス75EDHFIIレデューサー使用

          ビクセンSXP赤道儀

          EOS6D-GCBF

          ISO6400 露出60秒x4コマを加算合成

          ノータッチガイド

          (クリックで大きい画像が開きます)

           

          またこの日はらせん星雲の撮影も目的でした。

          快晴になった時刻にちょうど南中。とてもいい条件で撮影できます。月の出が午前1時すぎのため月が出てからはナローフィルターで撮影する予定でした。らせん星雲を導入して露出を合わせるととてもいい感じにモニターに表示されました。すっかり見とれているうちに撮影のスタートボタンを押し忘れ、ただの電子観望状態になっていました。1時間近く経過して気付いた時にはすっかりらせん星雲は西の空。慌てて撮影を再開しました。

           

          らせん星雲(NGC7293)

          スカイウォッチャー BKP200/800-EQ6R

          バーダーMPCCコマコレクター

          ZWO ASI1600MC-COOL(-26°)

          ゲイン300露出7分を8枚加算平均合成+Hαゲイン400露出10分を4枚加算平均合成

          オートガイド

           

          月が昇ってきた頃にはすっかり東は冬の星空。なんとなくプレアデス星団を撮影して撤収しました。

           

          プレアデス星団(M45)

          ペンタックス75EDHFII

          ビクセンSXP赤道儀

          EOS6D-GCBF

          ISO2000 露出6分x12コマを加算平均合成

          ノータッチガイド

          トリミングあり

           

           

           

           

           

           

           

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          2018.06.25 Monday

          あららぎ高原に遠征しました。VSD100F3.8鏡筒レビュー

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            6月21日、晴れ予報でしたでのでお客様とあららぎ高原に遠征しました。
            時折薄雲の通過はありましたが、予報通りほぼ快晴の空で、午前0時半の月没後はとても濃い天の川を堪能することができました。
            この日はビクセンVSD100F3.8鏡筒での撮影が目的でした。この鏡筒はレデューサーを入れると300mmF3というとても明るい鏡筒になります。ペンタックスから以前発売されていた100SDUFの設計をそのまま踏襲しているため、私が所有している75EDHFIIとも接眼部の互換性があります。
            Tリングなどペンタックス用の部品が払拭していますので、VSDのパーツが使えるのはペンタックスユーザーには嬉しいところです。

            北アメリカ星雲とペリカン星雲(クリックで大きい写真が開きます)

             

            この鏡筒はもともと67中判カメラでの撮影を可能としていますので、88mmという大きなイメージサークルを持っています。ドローチューブの内径も83mmととても広く、レデューサーV0.79xを使用しても44mmのイメージサークルを確保しています。そのためフルサイズデジタル一眼レフカメラで撮影してもほとんど周辺減光を感じません。もちろんフラットを撮影するとしっかり減光がありますが、ライトフレームではほとんど感じないほどフラットな写野を得られます。
            この日は夏至で薄明開始時間が早く、月没も遅かったため空の明るさに変化があったため加算合成しましたが、10cmF3という明るさを活かして短時間で撮影できるため撮影枚数も稼げます。ペンタックス時代に見られた青滲みも良好に改善されていて撮影していてとても楽しい鏡筒です。

            網状星雲(クリックで大きい写真が開きます)

            上記すべて
            ビクセンVSD100-SXP
            キャノン EOS6D-GCBF
            レデューサー使用
            ISO1600 露出3分x12枚加算合成

             

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            2018.06.25 Monday

            新発売のスカイウォッチャーEQM35proを使用してみました

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              新発売のスカイウォッチャーEQM35proを使用してみました。
              自動導入付きで積載可能重量は10kgとカタログにはありますが、赤緯ホルダーに若干のガタがあるため5坩焚爾涼擦ざ静で使用するのが良さそうな赤道儀です。このガタは同型のEQ3赤道儀やセレストロンCG-4赤道儀にもみられるもので改善して欲しい部分です。

              軽量な鏡筒の積載でしたら問題はありませんので太陽望遠鏡や8儷折望遠鏡で使用してみると、ステッピングモーター採用のおかげで細かい微動もストレスなくできます。
              山に持ち込んで撮影もしてみました。

               

               

              毎度のことながら忘れ物が多く、この日もガイド鏡を1本忘れてきましたので、とりあえずノータッチガイドで赤道儀任せで撮ってみることにしました。
              APS-Cカメラと焦点距離360mmの屈折望遠鏡で撮影してみましたので、フルサイズ換算では576mm。80秒の露出で全く問題なく追尾してくれました。EQM-35pro赤道儀は赤経側に歯数180枚のギアを採用していて追尾精度が向上しています。この触れ込みは間違いないようです。

              北アメリカ星雲とペリカン星雲(クリックで大きい写真が開きます)

              ISO12800 露出80秒18枚加算合成 ノータッチガイド

              また、ガイド鏡を載せてオートガイド撮影も試してみました。
              ガタと歯数65枚の赤緯側に不安がありましたが、問題なくガイドしてくれました。この日は夏至で薄明開始が午前3時前と早く、4枚しか撮れませんでした。

              北アメリカ星雲とペリカン星雲(クリックで大きい写真が開きます)

              露出4分x4枚を加算平均合成 PHDガイディングでオートガイド

              上記すべて
              ペンタックス 75EDHFII鏡筒
              スカイウォッチャーEQM-35pro赤道儀
              キャノン EOS KISS X7i-CGL
              光害カットフィルター使用

              オートガイダーのグラフを見ても思ったよりしっかり反応してくれています。ステッピングモーターのおかげでしょうか。

               

              また、この赤道儀は赤緯体を外して付属のプレートホルダーを付け、別売りのアリガタプレートとバランスウエイトを取り付けると簡易赤道儀になります。

               

               

              赤経側の追尾精度は申し分なく、まもなくカーボン三脚も発売されそうですので、海外遠征や丈夫なコンパクト赤道儀として重宝しそうです。赤経側は自動導入やオートガイダーが使えるので望遠レンズでの長秒撮影にも対応できます。

              はくちょう座

               

              ケフェウス座

               

              カシオペア座

              上記すべて
              キャノンEF40mmF2.8 EOS6D-GCBF
              スカイウォッチャーEQM-35pro赤道儀
              F2.8 露出60秒x12枚加算平均合成
              ソフトフィルター使用
              ノータッチガイド

               

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              2018.05.22 Tuesday

              ビクセンHRアイピース

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                このところよくご注文をいただいているビクセンHRアイピースですが、惑星観察にぴったりのアイピースでとてもよく見えます。

                ハイレゾリューション、ハイコントラスト、過剰倍率での観察を謳っているアイピースで、焦点距離3.4mmが新たに発売され火星接近に伴って人気が高まってきています。

                正直なところシリーズ中の1.6mmは未だにマッチする望遠鏡が見つかりませんが、2.0mmはタカハシFS-60CBなどの焦点距離が350mm程度のアポクロマート望遠鏡で倍率が180倍弱となり惑星が大きくとてもよく見えます。高性能レンズを搭載した短焦点鏡とのマッチングがとてもいいようです。

                 

                 

                2.4mmはどの望遠鏡にもマッチしていて800mmぐらいの焦点距離の望遠鏡で330倍程度と8cm〜10cmの屈折望遠鏡でも20cmクラスの反射望遠鏡でも惑星が大きくとてもよく見えます。さすがに過剰すぎではありますが一度セレストロンC11鏡筒で1166倍で使用してみました。コントラストが悪くなって少々ボケた感じにはなるものの、土星本体の模様やカッシーニの隙間も見え、目の前に巨大な土星が広がりました。

                 

                 

                新しく発売された3.4mmは焦点距離2000mmぐらいのシュミカセでも使用できます。ビクセンのVMC200Lで使用すると573倍になります。
                いつものようにLVW5mmアイピースで390倍で木星を見た後、HR3.4mmアイピースに差し替えてもほぼ同じ見え方です。むしろHRアイピースの方が木星の縞の縁がはっきり見えるぐらいです。

                写真はビクセン VMC200L-SXPとZWO ASI1600MC-COOLで撮影

                2018.01.23 Tuesday

                ビクセンスタッフと一緒に今年初の遠征をしました。ソニーα7Sレビュー

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                  1月18日、志摩へビクセンスタッフと一緒に今年初の遠征をしました。
                  大寒直前というのに3月上旬の気温で、予想通り水蒸気が多い濁った空でした。水平線近くは全く星が見えず、いつもなら煌々と輝いているカノープスも見えませんでした。風もあり撮影には向かない空でしたが、ドブソニアンを持っていきましたので春の銀河をたくさん楽しむことができました。

                  この日見た春の星雲星団、銀河
                  M97、M108、M106、M51、M81、M82、M3、M13、M95、M96、M65、M66、NGC3628、M84、M86、NGC4435、NGC4438
                  これらをすべて手動導入でサクサク導入していたらビクセンスタッフに驚かれましたが、春の代表的なものばかりで慣れればたいしたことではありません。ぜひビクセン社に国産ドブソニアンを作ってもらいたいものです。

                  また、持って行ったドブソニアンには追尾モーターがありますので、このところよくお客様からお問い合わせをいただく「ちょい撮り」を試してみました。

                  オリオン大星雲

                  ISO40000 露出5秒x12枚加算平均コンポジット

                  プレアデス星団

                  ISO25600 露出10秒x7枚加算平均コンポジット

                  上記いずれも
                  スカイウォッチャーDOB8(S)GOTO
                  ソニーα7S
                  四隅若干トリミングあり

                  銀河や淡い星雲は無理ですが、最近のカメラは感度が高くオリオン星雲など明るい対象は数秒で撮影できますので、備忘録や観望会の記録用にちょっと撮ることは可能なようです。

                  また、この日は彗星がいくつがありましたので撮影を試みましたがいずれも暗く、濁った空では写りませんでしたので春の星雲、銀河を撮ってみました。
                  時間切れで枚数も撮れなかったうえ、やはり白んだ空の影響か光害のかぶりやフラット補正も合わず満足な写真にはできませんでした。

                  M97フクロウ星雲とM108銀河

                   

                  M104ソンブレロ銀河

                  トリミングあり

                  ビクセンR200SS-SXP
                  キャノン EOS KISS X7i-GCL
                  ISO2000 露出7分x8枚(M104は2枚)加算平均合成
                  コレクターPH使用
                  PHDガイディングでオートガイド

                  2017.11.18 Saturday

                  ビクセンAP赤道儀のオートガイド

                  0

                    先日、お客様との会話の中でビクセンAP赤道儀のオートガイドの話が出ましたので試してみました。
                    AP赤道儀は2軸コントロールができるうえに、PEC記録やバックラッシュ調整、オートガイドスピードの変更もできます。小型軽量で三脚も軽く丈夫なので、自動導入の必要のない方にはとても軽装で撮影できる赤道儀です。事実、車に積み込んだ時にあまりにスペースを取らないので不安になるぐらいでした。

                    オートガイダーは今や定番となっているQHY5L-MとPHDガイディング。ON CAMERAで接続すれば特にスターブックのドライバーは必要ありません。
                    手動でサクッと対象を導入してクランプを締め、コントローラーで微調整します。この手軽さがたまりません。
                    名古屋に近い光害地でしたが、極軸合わせも3星で簡単にでき、オートガイドの調子もよく、快調に撮影できました。

                    欲を言えば、せっかくエンコーダーを持っているので、スターブックONEにメモリ環機能かパソコン端子を装備してくれると眼視で見当のつかない対象も撮影しやすくなっていいと思いました。

                    アンドロメダ銀河

                     

                    プレアデス星雲

                    ビクセンAP-ED80Sf・SM2軸モーター仕様
                    EOS KISS X7i-CGL
                    KASAI ED屈折用フィールドフラットナー
                    GS-60ガイド鏡
                    ISO1600 露出6分x8枚加算平均合成
                    ケンコー光害カットフィルター使用
                    撮影地/三重県菰野町

                     

                    2017.11.06 Monday

                    セレストロンのスターセンスオートアラインを使ってみました

                    0

                      お客様からうまく働かないとのご相談をいただきましたので、セレストロンのスターセンスオートアラインを使ってみました。

                      名古屋市内とは思えない広大な田んぼの真ん中に赤道儀を設置。極軸をしっかり合わせておきます。ここならコントローラーがどの星を探しに行こうとも全て見つけられます。

                       

                      コントローラーはスターセンスオートアラインに付属のものを使用しますので、英語表示になってしまいます。
                      望遠鏡に接続すると初めに新しい望遠鏡ですか?と聞いてくるので望遠鏡を選択。オートアラインを選択してから一旦メニューに戻り、時間と場所を設定します。ここを設定しないと望遠鏡があさっての方向を向きます。一度設定すると次からは出てきません。

                      オートアラインをスタートさせると、望遠鏡が勝手に星を探して動き始めます。明るい星の方向らしきところに向くのですが、結構星からずれています。それでも何事もないかのようにコントローラーがアライメントを続けます。2つ目、3つ目、4つ目、どの方向も星から結構ずれていますが、お構いなく作業を進め、完了の表示が。

                      冗談かと思いつつも月を選択して導入すると、ど真ん中ではありませんが視野に月が入りました。続けてカペラを選択して導入するとこちらも視野の中に。なかなか使えます。
                      GPSユニットを取り付ければ、より正確な時間と場所をコントローラーが設定しますので、併せて使用すれば電源を入れるだけぐらいの感覚で望遠鏡の設置が終了します。

                      星がたくさん見えないところでないと使用できないかと思いましたが、名古屋市内でほぼ満月という状況でしたので、2等星が何とか見えるぐらいの空でしたが、意外にもしっかりとアライメントしてくれました。

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