2020.04.16 Thursday

ステラショット2が発売されました。

0
    ステラショットは天体自動導入や位置合わせ、モザイク撮影やオードガイドを自動でしてくれるとても便利なソフトです。ZWOのCMOSカメラにも対応したことで、ZWOユーザーにはうれしいソフトになりましたので、実際に撮影してみました。

     

     

    光害地での撮影でしたので、今回は天頂付近のNGC4565銀河を撮影しました。
    ZWOカメラを選択して接続します。冷却の設定は設定画面で行います。カメラの接続を解除すると冷却設定がOFFになりますので接続の度に設定画面に戻ってチェックを入れなくてはいけません。

     

     

    次に1等星を導入してライブビューでピント合わせです。
    ところがなんだかうまくピントが合わせられません。しばらくして原因がわかりました。ピントノブを動かしてから5秒ぐらいたたないと画面に結果が反映されないのです。ほんの少し動かしては5秒待っての動作を繰り返してようやくピントが合いました。

     

    対象の天体を選択、導入してテスト撮影、導入補正もスムーズです。オートガイドをスタートさせて撮影開始です。オートガイダーはQHYなどの製品も使用できるため、汎用性があります。

     

    撮影を始めると撮影ステータスバーが表示されるため、カメラの冷却温度が表示されなくなります。これはちょっと不安です。撮影中も冷却温度をモニターしたいところです。

     

     

    ステラショット2はGearBoxというアダプターを介してパソコンとWifi接続ができます。品薄なためまだサンプルが届かないので今回はケーブル接続で使用しました。GearBoxも早く試してみたいところです。ステラショット2には極軸合わせのサポートなどの新機能もあり、ZWOのカメラが使用できるようになったため、ベランダでの電子観望などでも使用もできそうです。
    導入補正機能で対象をセンターにすることもできます。誤動作の心配がなければパソコンのリモートディスクトップで遠隔操作もできそうです。今後も楽しみな便利なソフトです。

     

    NGC4565(クリックで大きい画像が開きます)
    ビクセンR200SSコレクターPH使用
    スカイウォッチャーEQ6R赤道儀
    ZWO ASI1600MC-COOL(-30°)
    QHY-5L-Mオートガイダー
    ケンコーLPR Type2フィルター使用
    ステラショット2でオートガイド
    続きを読む >>
    2020.03.28 Saturday

    スカイウォッチャーESPLIT80ED

    0

      他国ではすでに販売されている評判のいい分離式3枚玉EDアポクロマートレンズを搭載したF5屈折望遠鏡です。
      以前よりサイトロンジャパン社様へ取り扱いの要望をしていましたがようやく国内発売されました。
       

       

      各部大型のパーツが使用されていてとても頑丈なつくりになっています。ケースも付属しているのですが、ハードケースというよりはフライトケースのようで、緩衝材としてボールが使われていて少々の振動ではダメージを受けないケースになっています。ただしちょっと重いです。

       

       

       

       

      フラットナーが標準で付属していてアストログラフとしてすぐに使用できるセット内容になっています。EOS用のカメラマウントも付属しています。また、天頂ミラーも付属してるので、アイピースを用意すれば観望も可能です。実際に撮影してみました。

       

      おとめ座銀河団(クリックで大きい画像が開きます)

       

      写真が小さくて見にくいのですが、小さな銀河も淡いところまでとてもよく解像しています。かなりいいです。何も考えずにフルサイズ機を取り付けて撮影したのですが、最後にフラットを撮影して周辺がけられていることに気が付きました。

       

      フラット画像

       

      屈折望遠鏡なのでフードは最初からついているしおかしいなぁと思いましたが、あとで確認したところESPLIT80EDはイメージサークルがAPS-Cまでしか対応していませんでした。これはとても残念です。写りはとてもよく8cmの口径で光量や解像力もあります。フルサイズまで対応していれば即購入でした。APS-Cの画角にトリミングするとこれぐらいになってしまいます。

       

      APS-C相当にトリミング

       

      アンタレス付近の星雲(クリックで大きい画像が開きます)

       

      やはりケラれたフラット画像の影響が出てしまいます。100ED以上はフルサイズに対応してるので、100EDの焦点距離550mmの方が写野が広くなります。

       

      使用してみての欠点を上げると、付属のレールは短くバランスが全く取れません。1点保持の赤道儀なら多少緩和できますが、レールを長くすると今度は接眼部の回転ができません。もっともレデューサーの接続部分に回転機構があるので、接眼部を回す必要はありません。これは2インチスリーブを使用する場合も同じなので接眼部の回転機構は使用しなくてもいいと思います。ヒーターを巻いたり保温素材を巻いたりして対物レンズ側を重くすることで解消できますが、長いレールを付属してほしいところです。それ以外は特に不満を感じません。発色もいいです。フルサイズだとケラレるといっても写らないわけではなく、フルサイズを使用しても周辺まで完全に点像に写っています。F5の明るさと8僂慮径を活かして淡い星雲の撮影がかなり楽しめます。うまく画像処理すれば周辺減光も目立たなくできます。下の干潟星雲の写真は周辺の補正を目立たなくしてあります。やはり購入してしまいそうな鏡筒です。

       

      三裂星雲〜干潟星雲(クリックで大きい画像が開きます)

       

      続きを読む >>
      2020.01.23 Thursday

      フラットボックス

      0

        当店で扱っているイタリアARTESKY社のフラットボックスです。

         

        フラットフレームの撮影方法は様々ありますが、一番簡単な方法がこのフラットボックスです。鏡筒に載せて撮影現場でフラットフレームを撮影できます。電源も12Vシガーソケットから取れ、明るさも調整することができます。また、スイッチをオフにすることでフラットダークも簡単に撮影できます。

         

         

        店長の撮影仲間で、毎月のように星ナビギャラリーに掲載されているお客様からレビューをいただきましたので、さっそく掲載させていただきます。

         

        メデューサ星雲

        オライオン 25cmF4ニュートン

        SX-814 CCDカメラ

        露出Hα15分x14枚+O15分X16枚

        RGB各10分x4枚

        AOO画像とRGB画像を比較明合成

         

        このフラットボックスは明るさの調整ができ、明るさの調整の幅が広いため、モノクロCCDによるナローバンドやRGB撮影でもそれぞれのフィルターで最適なフラット画像を得られます。同一露出ではRBGの順に明るく写るようでCCDの感度に対して素直な光が出ているようです。
        よくLEDパネルやモニターを使用する方がいますが、LEDパネルやモニターは周辺にしか光源が入っていないことが多く、均一なフラットフレームの撮影には注意が必要ですが、フラットボックスは均一な光源でムラがなく、赤外光も発しないのでとてもいいフラットフレームを提供してくれます。お客様によると淡い星雲ほど良いフラットが必要になり、フラットボックスを使用すると背景がとてもきれいになるとのことです。

         

        フラット撮影時の風景。(フラットボックス550mmは壁掛けも出来るようなっています)

         

        きれいな写真にはフラット補正は必須ですが、なかなかうまく撮影できないという方にはおすすめのアイテムです。

        フラット撮影は数分で終わるので、撮影後にちょっと使用するだけで格段に写真が変わってきます。ぜひフラットボックスの威力を感じてみてください。

        2020.01.21 Tuesday

        EVOSTAR150DX

        0

          2019年9月に発売されたスカイウォッチャーの大口径ED屈折鏡筒EVOSTAR150DXを使用してみました。

           

          口径15cm、焦点距離1200mmとあってかなり大きく、大型のEQ8赤道儀に載せて見た目のちょうどバランスがいいぐらいです。名古屋ショールームに展示中です。

           

           

          重さは12圓阿蕕い妊札譽好肇蹈C11鏡筒とほぼ同じぐらいの重さですが、C11より鏡筒が細いので設置は楽です。EQ6赤道儀で十分運用できます。最近の自動導入赤道儀はうまく三脚を避けて導入してくれるので、長い鏡筒でも導入中にぶつかることはありませんでしたが、やはりハーフピラーが欲しいぐらい鏡筒が長いです。当店のオリジナルハーフピーラーを使用すれば問題ありません。実際に天体を見てみました。

           

          カストルを見ると大口径らしくとても光量があります。二重星の分離も難なくきれいに見えます。シリウスのような明るく白色の恒星をぼかして見ると多少の色収差は感じますが、良好に補正されていてF8長焦点らしい見え方です。オリオン星雲はやはり大口径の威力で星雲がとてもよく見えます。このEVOSTAR150DXは撮影にも推奨されていますので早速撮影してみました。

           

          オリオン星雲(クリックで大きい画像が開きます)

          スカイウォッチャーEVOSTAR150DX-EQ6R

          CANON EOS6D-GCBF

          KASAI ED屈折用0.8xレデューサー胸藩

          ISO2000 露出4分x8枚加算平均合成

          IDAS LPS-P2

          PHDガイディングでオートガイド

           

          手持ちのKASAI社製汎用レデューサーを使用してF6.4で撮影してみましたが、星像は周辺まで良好に点像に補正されました。細かいことを言えば周辺のみ若干の光条の伸びはみられますが、口径食も見られず眼視鏡での撮像としては十分楽しめるではないでしょうか。

           

          この日はあまりシーイングがよくなく、シリウスを見ていると大きくなったり小さくなったりしていましたが、240倍で見ていたところ左側に伴星のようなものが見えました。恒球の大きさ1個分ちょっと離れていて位置的にはシリウスBに見えたのですが、視界を微動させたら見えなくなってしまい、アイピースの光のいたずらか伴星が見えたのか確証が持てなくなりました。シーイングのいい平野部で再度チャレンジしてみたいと思います。

           

          続きを読む >>
          2019.12.08 Sunday

          ビノテクノ社の双眼望遠鏡を使用してみました。

          0

            お客様が双眼望遠鏡をご検討していましたので、ビノテクノ社にデモ機をお借りして実際に星雲や星団をご覧いただきました。

             

            (この後ご成約いただきました。ありがとうございます。)

             

            私も何度か双眼望遠鏡は覗かせていただいたことがありますが、両目で見ると宇宙はとてもきれいです。何より片目をつむる必要がないためずっと覗いていられます。双眼装置や対空双眼鏡でもいいじゃないかと思いますが、双眼望遠鏡には双眼装置にはないメリットがあります。
            ひとつはプリズムを使用しないため色収差が少ないことです。月面の観望はとてもきれいです。もう一つは倍率の制約がないことです。プリズムを使用する対空双眼鏡では高倍率にすると像が荒れてくるし、双眼装置では望遠鏡のバックフォーカスの関係で低倍率を得にくいといった問題がありますが、双眼望遠鏡では低倍率も高倍率も自由に選択できます。
            低倍率での散開星団やアンドロメダ銀河全体の眺めはとても素晴らしいです。宇宙に星々が浮いてい散らばっているように見えるし、アンドロメダ銀河は淡く広がる部分がよく見えてとても壮大な眺めです。大きな銀河だということが実感できます。

             

            いいことばかりのような双眼望遠鏡ですが、使いにくい点もあります。
            2本組になるため重量があります。そのため架台を選びます。アイピースによっては両目で使うと覗きにくいものがあります。私のように目幅の狭い人間には小さいアイピースを使うと目幅が出ないことがあります。このあたりは使用している方や当店にお尋ねいただければアドバイスできると思います。また大きいアイピースを使うとドットファインダーがアイピースに隠されて見えなかったり、光学ファインダーはスペースがなくて覗けなかったりします。このあたりはメーカーの改善を期待したいところです。
            人間の目はわずかな左右の視度ズレは勝手に補正して一つにしてしまいます。どういう仕組みかわかりませんが、目玉が補正するのか脳が補正するのか近くまで来ると勝手に一つにして見せてくれます。そのため他の人に覗かせると視度ズレを起こすことがあります。ビノテクノのEZMは調整機構が初心者でも使いやすく簡単に調整できます。

             

            ご体験のお客様には二重星団やプレアデス星団などをご覧いただき、双眼望遠鏡の見え方を楽しんでいただきました。その後別のお客様と合流するため三重県志摩へ移動して暗い空で使用してみたところ、存分に威力を発揮してくれました。

             

            オリオン星雲は円周状につながる淡い部分がとてもよく見えるし、低倍率でもトラペジウムがしっかりと分離して見えます。さすがに渦巻いているようには見えませんが子持ち銀河や回転花火銀河がよく見えます。ソンブレロ銀河もしっかり見えます。屈折望遠鏡らしく周りの星がシャープで星の色もとてもきれいです。同時に見えるМ81とМ82の二つの銀河は宇宙空間に見事に浮いて見えます。淡い腕の広がりもよくわかります。しし座のトリオ銀河もNGC3628がはっきり見えて3つの銀河がまるで写真を見ているかのように見えます。10cm屈折望遠鏡2本の威力はすごくてM95、М96はかなり明るく見えて、М105とNGC3384をМ95、96と見間違えるほどでした。

            淡い対象の多い春銀河の時期でしたが、ほぼすべての有名な対象は見えるし、これで惑星を見たらまたさらに楽しそうな望遠鏡です。

             

            双眼装置もそうですが、双眼で見る月は格別です。90倍で月全体を立体的に見るのも楽しいですが、233倍の高倍率で見るクレーターは感動的です。両目で見ているためか、月面の細かい部分を間近で見ているかのように感じます。
            ご購入をご検討の方はビノテクノのHPでも無料体験の申し込みができるようですので、ぜひ双眼望遠鏡を体験してみてください。

            2019.10.11 Friday

            続!セレストロンRASA8

            0

              10月8日、風のある予報でしたが茶臼山へ向かいました。

              車を風よけにして赤道儀を設置、今回もRASA8で撮影してみました。

               

              LBN777 Baby Eagle星雲

              セレストロン RASA8

              スカイウォッチャーEQ6R赤道儀

              ZWO ASI1600MC-COOL(-30℃) ゲイン300 露出5分x8枚加算平均合成

              光害カットフィルター使用

              PHDガイディングでオートガイド

               

              前回うまく写らなかったベビーイーグル星雲です。おうし座に広がる分子雲の一部のため淡く写りにくい対象ですが、さすが20cmF2。5分の露出でよく写ります。F4ニュートンよりも2段分明るい鏡筒です。光害カットフィルターを使用しなければさらに写ると思います。

               

              M31 アンドロメダ銀河

              露出4分x8枚加算平均合成

               

              アンドロメダ銀河も撮影してみました。既に西の空に傾きかけて、まもなく名古屋方面の光害に埋もれそうな位置にありましたが、4分露出なら8枚撮っても32分で済みます。F4ニュートンなら16分露出、合計128分の露出に相当します。短時間でとてもよく写ります。

               

              風向きが変わって、風よけにしていた車が全く役に立たなくなってしまいましたので、仕方なく望遠鏡の横に立って人間風防です。
              RASA8は焦点距離が400mmと短い鏡筒のため、これでも効果が絶大で、オートガイドのグラフが暴れなくなり星も点像に写るようになりました。30分立っていればいいので何とかなりました。馬頭星雲も撮ってみましたが、さすがにこの写真は鏡像ですと違和感がありますので左右反転してあります。

               

              IC434 馬頭星雲

              露出4分x8枚加算平均合成

               

              黄道光がしし座を貫いて薄明が近くなってきましたので、さらに短い時間でオリオン星雲を撮影してみました。合計6分間の撮影ですが、F4ニュートンに置き換えると24分相当の撮影時間にあたります。6分で分子雲までよく写りました。

               

              オリオン星雲

              露出30秒x4+露出1分x4枚を加算合成

               

              前回は対角に若干ボケがありましたが、今回は片側に出ました。F値の明るい鏡筒なので、カメラアダプターなどの締め付けのちょっとしたことで影響が出るようです。何度か使用すればコツがわかるかもしれません。20F2鏡筒の威力がよくわかりました。

               

               

              2019.10.07 Monday

              RASA8アストログラフで撮影してみました。

              0

                3月末に発売されたRASA8アストログラフ。とてもコンパクトでデザインもすっきりしている鏡筒です。サイトロンジャパン名古屋ショールームには6月ごろから展示をしています。

                 

                 

                マイクロフォーサーズまでのセンサーに最適化されていて、APS-Cサイズのセンサーカメラまで使用できます。ZWOのマイクロフォーサーズCMOSカメラで撮影してみました。

                 

                NGC281 パックマン星雲(クリックで大きい画像が開きます)

                セレストロンRASA8

                スカイウォッチャーEQ6R赤道儀

                ZWO ASI1600MC-COOL(-20℃)

                ゲイン300 露出4分x6枚加算平均合成

                IDAS LPS-P2フィルター使用

                PHDにてオートガイド

                *RASAやハイパースターは鏡像になります。

                 

                有効径が20僂遼庄鷆世箸六廚┐覆い曚疋灰鵐僖トです。接眼部もないため軽量で、20cmのニュートン反射望遠鏡より一回り小さい印象です。以前RASA11を使用してみましたが、RASA11はEQ6クラスの赤道儀では容量不足なぐらい重く、遠征先で設置を仲間に手伝ってもらいましたが、RASA8なら一人でも楽々です。RASAはファインダーがないため、RASA11では赤道儀のアライメント時になかなか最初の星をとらえられませんでしたが、RASA8は11より焦点距離が短いため導入も楽でした。一つアライメントできればスカイウォッチャーの導入精度により2つ目の星はほぼ真ん中に来てくれます。

                 

                マイクロフォーサーズカメラをRASA8で使用すると焦点距離がフルサイズ換算800mmとなります。20cmF4ニュートンにフルサイズを使用した時と同じぐらいの画角となって、撮影時間を1/4にできます。撮影枚数や撮影対象を増やしたり、ナロー撮影の時間短縮にも有効です。

                 

                星像もシャープでニュートンのようなクロスの光状もでないので、大きな屈折望遠鏡で撮影したような感覚です。ただ、よく見ると左上と右下の星が若干ボケていました。右上と左下は問題ないので、スケアリング調整かバックフォーカスの調整で解消できるのかが今後の課題です。個人的にはこれぐらいのボケは気になりません。

                (クリックで大きな画像が開きます。)

                 

                撮影時にはちょっと風がありましたが、400mmという焦点距離と幅広レールのおかげでブレることもなく撮影できました。今後はニュートンを持っていくかRASA8を持っていくか、悩むことが多くなりそうです。

                 

                続きを読む >>
                2019.09.09 Monday

                続!AP赤道儀をASIAIRで使用してみました。

                0
                  先日のAP赤道儀をスターブックTENを使用して自動導入化するお話ですが、チャートモードでのアライメントで快適に自動導入してくれます。
                  天気が良かったのでもう少し時間をかけて、ASIAIRに接続してWifi化したときの動作確認を行えました。
                  以下は現時点で出来たことと出来なかったことです。また、アンドロイドでの使用を前提としています。iOSでは同一端末でASIAIRアプリとスカイサファリアプリを同時に使用(接続)できません。

                   

                   

                  AP赤道儀にスターブックTENを接続してチャートモードでアライメントして、対象を選び自動導入します。
                  ASIAIRをスターブックに接続してオートガイドは可能です。

                   

                  スターブックTENでアライメントしたのちのASIAIRでのGOTOはうまくいきません。なので当然プレートソルブも働きません。

                   

                  スターブックTENでアライメントしたのちスカイサファリを接続してスカイサファリからの自動導入はうまくいきます。クランプフリーで動かさない限り、スカイサファリから同期(アライメント)も働きます。

                   

                  クランプフリーで赤道儀を動かしたのちのスカイサファリでの同期はできません。スターブックTENでアライメントしてもスカイサファリと同期しません。スターブックTENでアライメントした後に再度スカイサファリを再起動すればスカイサファリでの操作が可能です。

                   

                  上記のことから簡単に言うと、ASIAIRはオートガイドの使用のみ可能で、スカイサファリを使用するためにはスターブックTENでアライメントした後に毎回再起動が必要ということです。それでもAP赤道儀の使用の幅が広がりかなり快適になりました。


                  NGC281パックマン星雲

                  ビクセンSD81S-AP2軸モータースターブックTEN仕様

                  EOS KISS X7i-GCL
                  ISO12800 露出6分x8枚加算平均合成
                  ASIAIRでオートガイド

                   

                   

                  ASIAIRはヒストグラムのレンジが広く画面に普通に表示してくれるため、構図確認時のISO12800にしたままの状態で撮影していることに全く気づきませんでした。左下にしっかりと「ISO12800」と表示してくれているので確認しないといけませんね。

                   

                  2019.09.04 Wednesday

                  AP赤道儀をASIAIRで使用してみました。

                  0

                    AP赤道儀をASIAIRで使用してみました。

                     

                     

                    結論から言うと、現時点ではASIAIRでの導入やプレートソルブは動きませんが、オートガイドは可能です。
                    動かないと言い切ると語弊がありますが、下記の使用方法ではエラーが起こることがあります。

                     

                    AP赤道儀は以前からスターブックTENをつなぐと自動導入ができることは知られていました。AP赤道儀はエンコーダーを内蔵しています。<訂正> ただし60倍速でしか動かないため、通常の使用方法では導入が遅すぎて使用する気になれないほどです。そこで、ふと思いました。AXJ赤道儀に追加エンコーダーを入れた場合に再度アライメントをする方法です。

                     

                    AXJ赤道儀はデュアルエンコーダーにするとクランプフリーで手動で動かした場合にもスターブックの星図上をトレースします。そのため手動で動かして対象がスターブックと少々ずれた場合に視野内の対象物を再度スターブックにアライメントする機能があります。方法はチャートモードにして視野内の対象をメニューから選択し、チャートモードの状態でアライメントします。この機能は実はずいぶん前から存在しました。ならばAP赤道儀でも手動で入れた視野内の対象をアライメントによりスターブックに教えられるのではないかと思ったのです。

                     

                    結果、やはり可能でした。
                    手動で入れた恒星をチャートモードでアライメントして近くの星雲を自動導入します。大きく動かすには60倍速では遅すぎて実用的ではありませんが、数度の移動なら60倍速でも苦になりません。実際にやってみました。

                     

                     

                    土星を視野内に導入してチャートモードで土星を選択したのちアライメントを実行、ヌンキを選択して導入すると見事に視野に入ります。

                     

                     

                    このままM8干潟星雲を導入してみました。こちらも問題なく導入してくれます。なので構図を決めて撮影してみました。最近人気のZWO ASIAIRも接続できるため、オートガイドも撮影もタブレットやスマートフォンで可能です。

                     

                     

                    撮影終了後、同じようにフォーマルハウトを手動で導入してチャートモードでアライメント、らせん星雲を導入してみました。見事にど真ん中に導入してくれます。

                     

                    注意点は極軸をしっかり合わせて「極軸の合っている赤道儀」に設定することと、子午線越えに注意することです。反転されてはとても時間がかかります。また、メニューにある恒星が少ないため対象によってはちょっと離れた恒星しか選択できないことがあります。自動導入は全てスターブックTENから行います。

                     

                     

                    AP赤道儀にスターブックTENを接続すると、手動でサクサクと方向を変えられて、さらに撮影対象を自動導入できます。AP赤道儀は小型で飛行機遠征にもおすすめの赤道儀です。スターブックTENとの併用でさらに便利に利用でき、とても小型軽量な移動用撮影儀となります。問題はスターブックが12Vの別電源ということです。AP赤道儀もASIAIRもレンズヒーター360も5Vのモバイルバッテリーで動くため、バッテリーの持ち運びに困りませんが、12V電源をどう軽量に持ち運ぶかが課題です。

                    今回は天候がよくなくてまだAP赤道儀+スターブックの性能をフルに発揮できていませんが、次回の遠征が楽しみになってきました。

                     

                    続きを読む >>
                    2019.08.03 Saturday

                    ビクセンスターブックTENに対応したASIAIRを試してみました。

                    0
                      7月30日、梅雨明けしたにもかかわらずあまりにも晴れないので、唯一晴れ予報の三重県民の森にお客様と遠征しました。遠征と言っても店舗から45分ぐらいですので「ちょっと寄り道」程度の感覚です。到着すると快晴で透明度もよくとてもきれいな天の川が見えていました。目的はビクセンスターブックTEN赤道儀に対応したASIAIRの試用です。
                      日本ではビクセンユーザーが多いですが、世界ではビクセンは少数です。ZWOが中国メーカーということもあり、なかなかスターブックTENに対応しませんでしたが、7月半ばにようやく正式対応されました。
                      店舗では動作を確認していましたが、実際の使用でうまくいくかどうか半信半疑でしたが、とてもあっさりと動作し、完璧に動いてくれました。

                       

                      網状星雲(クリックで大きい画像が開きます)
                      ビクセン SD81S-SXP

                      キャノン EOS6D-GCBF

                      ISO2000 露出5分x8枚+10分x3枚

                      ASIAIRで撮影、オートガイド

                      SDレデューサー、サイトロンQBPフィルター使用

                       



                      三重県民の森は四日市や桑名市に近く、名古屋の光害も影響する場所です。ビクセンSD81Sにレデューサーを組み込みサイトロンのクアッドバンドフィルターを取り付けて水素と酸素スペクトルの多い網状星雲を撮影してみました。

                       

                      いつもの通り、望遠鏡を設置して極軸を合わせてベガとデネブで2点アライメントし、カメラとガイド鏡のピントを合わせておきます。その後タブレットのWifiをASIAIRに接続してアプリを起動しました。網状星雲は西側と東側にNGC番号が与えられています。今回は西側のNGC6960をアプリに入力してGOTOをかけ、プレビューモードでISO20000で5秒間露出した画像にてプレートソルブを実行しました。快適に導入補正をしてくれました。 網状星雲は西側と東側とその中央にある超新星残骸を一緒に撮れます。プレートソルブでは西側、もしくは東側を中央にしてしまうためスカイサファリで撮りたいところへ望遠鏡を向けました。

                       



                      スカイサファリを起動してASIAIRに接続したスターブックTENを接続します。スターブックでは星雲の形状までは表示してくれませんが、スカイサファリにはその機能があります。ターゲットマークを網状星雲の中心に来るように望遠鏡を動かして撮影すると見事に構図が一致します。とても便利です。 その後、オートガイド画面にしてキャリブレーション、ガイドを開始して撮影を始めました。オートガイドの精度を懸念していましたがデフォルト設定で全く問題なくガイドしてくれました。

                       

                      ビクセンに完全対応したASIAIR、撮影にパソコンの必要がなくなり身軽でかなり快適です。今後の主流機材になると思います。余談ですが、低地でタブレットを持っていると指や腕を蚊に刺されまくります。虫よけが必須ですね。

                      続きを読む >>
                      Calendar
                           12
                      3456789
                      10111213141516
                      17181920212223
                      24252627282930
                      31      
                      << May 2020 >>
                      Selected Entries
                      Categories
                      Archives
                      Links
                      Profile
                      Search this site.
                      Others
                      Mobile
                      qrcode
                      Powered by
                      30days Album
                      無料ブログ作成サービス JUGEM