2019.05.13 Monday

5月11日三重県民の森星空観察会を行いました。

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    5月11日朝からいい天気で、三重県民の森主催の星空観察会を開催しました。

     

     

    30名ほどの方がご来場され、冒頭でシリウスとプロキオンを間違えるという失態もありましたが、終了するまで快晴の空の下、いくつかの天体を望遠鏡や対空双眼鏡でご覧いただき、星空案内をさせていただきました。

     

    観察会の途中、何機もの飛行機が空を横切ります。そのうちご参加者より何の飛行機だろうとの声がありましたので、Flightrader24.comで調べてどこの航空機でどこへ行くのかや、まもなくこのあたりから飛行機が飛んできますなどと案内していると皆さんとても驚いていました。同様に国際宇宙ステーションも見える時間と方角が調べられますので、ぜひご覧くださいなどとご案内しているとあっという間に終了時間になりました。

     

    この日ご覧いただいた天体
    月、かに座ι星(春のアルビレオ)、ミザール・アルコル、アルギエバ、プレセぺ星団、M3球状星団、M13球状星団

     

    観察会が終了すると途端に雲が増えて曇ってしまいましたが、当店のお客様が何組か望遠鏡をお持ち込みで会場に残っていましたので、だらだらと談笑していると月没とともに晴れてきて、朝まで快晴の星空が広がりました。お客さま方はそれぞれ観望や写真撮影を楽しまれていましたので、私もちょっと撮影させていただきました。

     

    アレイ星雲(クリックで大きい画像が開きます)

    ビクセン VC200L-SXP(SDレデューサー使用)
    ZWO ASI1600MC-Cool(-28℃)
    ゲイン300露出7分x4枚加算合成
    サイトロン QuadBandフィルター使用
    PHDガイディングにてオートガイド


    その後、木星や土星が昇ってきましたので観望してみると、シーイングがいい日のようで、とてもきれいな木星と土星を見ることができました。証拠写真を残そうと思いましたが、バローレンズを忘れてきてしまいました。相変わらず忘れ物癖が治りません。道具箱を探してみたら、15年ぐらい前にガイド鏡で使用していたミードのバローレンズが出てきましたので、それを使用して撮影してみました。

     

    木星

     

    土星

     

    タカハシ TSA-120N

    スカイウォッチャーEQ6R赤道儀

    ZWO ASI1600MC-Cool

    露出1/30秒 ゲイン:木星171/土星312

    ミード2倍バローレンズ

     

    バローレンズはレンズがカタカタしていますが、TSA-120Nはそんなこと全く気にしないかの如くすごい画像を画面に表示してくれます。撮影後はお客様方のアイピースを持ち寄り、いろいろな倍率で木星と土星を見て楽しみました。

     

     

    午前3時を過ぎると天の川もすっかり頭上に昇り、きれいな星空を薄明まで堪能しました。

     

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    2019.05.10 Friday

    最近人気のASIAIR

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      スカイウォッチャーからAZ-GTiが発売されてまだ1年も経っていませんが、中国製品の進歩が止まらない感じです。
      半年ほど前に発売されたZWOのASIAIRがアップデートされて、キャノンとニコンのデジタル一眼レフカメラにも対応するようになりました。


      ASIAIRは望遠鏡とカメラ、オートガイダーをつなぐとWifiで自動導入と撮影、オートガイドをスマートホンやタブレットから行うことができるようになります。
      パソコンが不要になるため、望遠鏡周りがとてもすっきりします。しかもプレートソルビングという導入補正機能も搭載されていて、とても便利になります。これはステラショットで言う導入補正と同じ機能ですが、プレビューで撮影した画像から望遠鏡がどこを向いているかを解析して撮影したい対象を真ん中へ自動で導入してくれます。とても解析が早く、驚くほど高性能です。
      今回はタカハシEM-10Temma2Jr.とEOS6Dで試してみました。

       

       

      Temma2Jr.はパソコンとはつながりますが、高速導入ができないモデルです。そのせいかASIAIRとはつながりますが、自動導入が動きませんでした。ASIAIRはスカイサファリとも連動できます。スカイサファリはTemma2Jr.をコントロールできますので、スカイサファリで天体を導入して、ASIAIRで撮影してみました。尚、タカハシの赤道儀をASIAIRで使う場合は必ずスカイサファリが必要です。

       

       

      導入が終了したらオートガイドをスタートさせてAUTORUNに露出と枚数を登録して撮影をスタートさせるだけです。

      このオートガイドの設定が赤道儀によりかなり変わるようです。EQ6Rではキャリブレーションステップ50、デュレーション100ぐらいでしたが、バックラッシュの大きいEM-10ではキャリブレーションステップ300、デュレーション1000ぐらいになります。使用する赤道儀に合った設定を見つけるに何度かチェックが必要でした。

       

       

      カメラの設定もタブレットからできます。露出が終了するとヒストグラムを調整することで撮影した画像をチェックすることができます。

       

      網状星雲(クリックで大きい画像が開きます)

       

      M16 わし星雲(クリックで大きい画像が開きます)

      ビクセンSD81S(SDレデューサー使用)

      タカハシEM-10Temma2Jr.

      キャノンEOS6D-GCBF

      ISO2000 露出7分X8枚加算平均合成

      ASIAIRでオートガイド

       

      Wifiで車の中からでも、離れた場所で仲間と談笑している時でもいつでも手元でコントロールができます。また、自宅なら居間や書斎からでも撮影を楽しめますが、改善してほしいところはいくつかあります。
      恒星が自動導入できないため、ピント合わせをしようとすると手動で恒星を入れるか、スカイサファリから導入をしないといけません。
      フォーカス画面が拡大ができないためバーティノフマスクの光条が全く分かりません。USBケーブルがつながっているのでカメラのライブビューが使えず、ASIAIRのフォーカス画面を使うしかないのですが、シームレスに使用できません。
      デジタル一眼レフとつながるようになったのはいいのですが、保存形式がfits形式になるため、カメラ単体で撮影したダークとフラットが合いません。ダークフレームとフラットフレームもASIAIR経由で撮影しないといけません。


      上記などの理由から、ピント合わせはUSBケーブルをカメラから抜いてカメラのモニターを使用した方が楽だし、ミラーアップ機能が使えなくなるため、タイマーリモコンを使用した方が手っ取り早いし、フラット補正の効果も大きくなります。
      カメラで画像サイズをRAW&Jpegに設定するとRAWとJpegで交互に撮影してしまうなど、ASIAIRには改善してほしいところは多いですが、オートガイドを使うだけでもパソコンが不要になり装備を簡素化できます。またパソコンよりタブレットの方がバッテリーも長持ちします。まもなく対応赤道儀も増えるようですので使って損はない商品と思います。

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      2019.05.09 Thursday

      5月7日志摩へ遠征しました。

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        5月7日、朝からいい天気で、お客様からもお誘いいただきましたので、三重県志摩地方へ遠征しました。

        この日はゴールデンウィーク明け初日。誰もいないだろうと思っていましたが、観測場所に到着するとすでに3、4名の方がいらっしゃいました。三重県の星仲間もいて、確かにリタイア組にゴールデンウィークは関係ありません。

         

         

        到着してしばらくすると風が出てきましたが、すぐに収まり、朝まで雲一つない快晴で満天の星空を楽しむことができました。最小湿度が10%ぐらいしかないとても乾燥した日で、シーイングもよく、すごく濃い天の川を堪能できました。

         

        とてもいい空でしたので、好きなだけ観望や撮影を楽しみたいところでしたが、この日も機材チェックがいくつもあって、計画的な撮影はできませんでしたが、それでも夏の星雲星団をいくつか撮影できました。

        また、お客様の望遠鏡で北斗七星周りの銀河や天の川の中の星雲を見て楽しませていただきました。網状星雲も美しく光って見えていました。

         

        M27 アレイ星雲(クリックで大きい画像が開きます)

         

        M16 オメガ星雲(クリックで大きい画像が開きます)

        スカイウォッチャーBKP200/800

        ビクセンSXP赤道儀

        ニコンD5500-GCSF

        ISO2000 露出4分x8枚加算平均合成

        PHDにてオートガイド

         

        当店のニコンのIR改造カメラは構造上、フィルター換装改造をするとローパスフィルターとダストリダクションがなくなります。その分ゴーストが出にくくなり、すっきりした撮像となります。

        アレイ星雲の写真に見られる迷光はBKP200/800ではたまに写ります。同じ対象を撮影しても出るときと出ない時があるので、悩ましいところです。

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        2019.05.07 Tuesday

        5月3日茶臼山へ遠征しました。

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          5月3日、キョウエイ東京店のむらさんと一緒に茶臼山へ遠征しました。

          協栄産業様は東京と大阪に店舗をお持ちの老舗の天体望遠鏡販売店です。iOptornやZWOなどの海外製品の輸入代理店もされていますので、当店ともお取引させていただいている会社です。以前より一緒に遠征しようとお話をいただいていて、ようやく実現しました。当日の昼は雲がとても多く、天候が心配でしたが、せっかく東京から来ていただきましたので遠征することにしました。

           

           

          到着すると20〜30台ぐらいの車が停まっていて、当店のお客様が何名もいらっしゃいましたが、あいにくの曇り空。皆さん晴れ待ちの状況でした。北極星が見えていたので、とりあえず機材を設置してしばらくすると次第に北の空から晴れてきて、明け方まで満天の星空を堪能できました。

           

          むらさんはiOptronのiEQ30とウィリアムオプティクスRED CAT51に冷却CMOSカメラをつないで、ASIAIRで撮影、オートガイドというなかなかの軽装スタイルでしたが、北アメリカ星雲や網状星雲等をかなりしっかりと撮影されていました。また、発売されたばかりのIDAS社製NGS1フィルターも持参されていて、鏡筒の性能やフィルターの効果を現場で見せていただきました。同じ販売店として、情報の共有もできてとても有意義な時間を過ごすことができました。

          その時のむらさんのブログはこちら(KYOEI東京店 星ブログ)です。

           

          私も試作品の天体改造デジタル一眼レフのチェックやASIAIRの設定などのチェックをしながら撮影を楽しみました。

           

          北アメリカ星雲

           

          ニコンD5500-GCSF AF-S50mmF1.8G(開放絞り)

          スカイウォッチャーAZ-GTi(赤道儀モード)

          ISO2000 露出120秒x7枚加算平均合成

          ノーガイド

           

          三日月星雲

          スカイウォッチャー BKP200/800-EQ6R

          ZWO ASI1600MC-Cool(-30℃)

          ゲイン300 露出7分x8枚加算平均合成

          PHDガイディングにてオートガイド

           

          網状星雲(クリックで大きい画像が開きます)

          ISO3200 露出5分x2枚加算平均合成

           

          バンビの横顔〜干潟星雲(クリック大きい画像が開きます)

          ISO3200 露出5分x8枚加算平均合成

           

          ビクセンFL55SS-SXP

          キャノンEOS6D-GCBF

          スターブック恒星時追尾(ノーガイド)

           

          その後、木星がきれいに見えていましたので、お客様のビクセンFL80屈折望遠鏡で見せていただきました。すっきりとしたいい見え味でとてもきれいに見えていましたので、ちょっとお借りして勝手にM8、M20、M27、M57などを導入して、むらさんとお客様と一緒に観望して楽しませていただきました。口径8cmですが、三裂星雲は3つに割れて見えるし、アレイ星雲も鉄アレイに見えます。リング星雲も明るくよく見えて大満足の観望でした。望遠鏡をお貸しいただきましてありがとうございました。

          ようやく晴れたゴールデンウィークとあって、現場の皆様もご機嫌で帰宅されていました。

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          2019.04.26 Friday

          スターベース名古屋が閉店されます。

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            1979年、当時小学6年生の私は、毎月一緒に名古屋市科学館のプラネタリウムを見に行っていた幼馴染から「伏見に高橋製作所ができたぞ」との情報で、プラネタリウム帰りに幼馴染とお店に行きました。

            その幼馴染は前年にTS65P型屈折望遠鏡を手に入れていて、すでに高橋ユーザーでした。店舗にはガラスケースの中にアイピースが並んでいて店員さんたちが半袖のワイシャツを着ていたのを今でも覚えています。ちょうど40年前です。もちろん、小学生、中学生時代に望遠鏡を買う小遣いもないため、2回行ってからは全く行かなくなりましたが、その時の経験から、当店では小学生が遊びに来ても買えるような雑貨やアクセサリーを入り口正面に置いています。

             

            (お写真拝借いたしました)

             

            その後、スターベースと名称を変えて、2000年に現在の場所へ移転されてからは、私も前職の用事でたまにお邪魔することがあり、お付き合いを始めさせていただきました。また、スコーピオを始めるにあたっては最初に報告に行きました。

            スターベースの店長とは同い年で音楽の趣味も同じ。スコーピオ開店当初にはとても助けていただきました。良くも悪くもスターベースはタカハシのお店です。スターベースでサポートできない部分を当店でやればいいと、実は最初からスターベースの存在ありきで店舗を作ってきました。そのスターベース名古屋が来月5月19日で閉店されます。

            現在当店はタカハシの正規ディーラーとなっていますので、スターベースとの立場は同じなのですが、なんだか当店のコア部分を失ったような感覚です。

             

            一昨年、高橋製作所の前社長様から「中部地方には星を見ている人が多いという情報から名古屋に営業所を作った」と伺いました。実際、天気のいい週末の山や海辺は天文ファンでいっぱいです。最近では星空観望会も各地で開催されるようになってきました。

            高橋製作所によると、現時点で代わりに名古屋に店舗を作る予定はないとのこと。しばらくはスターベースの店長と一緒に星見をしようと思います。

             

            2019.04.15 Monday

            4月12日志摩へ遠征しました。

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              4月12日、三重県志摩地方へ遠征しました。
              夕方三重県で国際宇宙ステーションの月面通過が見られるということで、お昼にご来店されたお客様たちが三重県方面へ遠征されるというので合流することにしました。
              夕方ご来店されたお客様たちにも声をかけたため、7名での遠征となりました。
              現地に到着すると別の当店お客様や地元の仲間もいて、総勢12名の方でにぎわっていました。


               

              一晩中雲、風がほとんどない快晴の星空で、明け方まで満天の星を堪能できました。また、シーイングや透明度もよく、とてもきれいな天の川を見ることができました。

               

              NGC3718

              ゲイン400 露出10分x14枚 加算平均合成

               

              M27 アレイ星雲

              ゲイン300 露出6分x7枚 加算平均合成

              VIXEN VC200L-SXP SDレデューサー使用

              ZWO ASI1600MC-Cool(-30℃)

              PHDガイディングでオートガイド

               

              お客様たちは40cmドブソニアンや30cmドブソニアン、10cm双眼望遠鏡などで星雲や銀河を楽しまれていました。

              以前カサイトレーディング社のELS双眼装置をご購入いただいたお客様に40cmドブソニアンでM13球状星団を見せていただきました。両目で見る球状星団は大迫力で、あまりの美しさにずっと眺めていられるほどでした。お客様曰く、この双眼装置はもっと販売するべきとのことです。確かにニュートン反射望遠鏡との相性は抜群です。

               

              M13(眼視した時のイメージに近い感じでトリミングしてあります)

              スカイウォッチャーBKP200/800-EQ6R

              EOS KISS X7i-GCL(IDAS HEUIB競侫ルター使用)

              ISO3200 露出1分x10枚 加算平均合成

              恒星時追尾(ノーガイド)

               

              30cmドブソニアンで見た子持ち銀河、ビノテクノ社の10cm双眼望遠鏡で見た天の川の中の散光星雲、星団も圧巻でした。シャープな星像と広い視界、高光透過率で、いったい何の星雲、星団を見ているのかわからないぐらいです。

               

              先月13cm反射望遠鏡をご購入いただいたお客様もいらっしゃいましたので、干潟星雲やオメガ星雲、M6、M7星団などの導入方法をサポートさせていただきました。13cm反射望遠鏡は気軽な星雲星団観察にぴったりの望遠鏡で、アレイ星雲やリング星雲もご覧いただきました。

               

              また、この日はサイトロンジャパン社よりお借りした試作品のスカイウォッチャーAZ-GTiでの撮影テストも目的でした。まだ詳しいことは書けませんが、発売次第レビューしたいと思います。

               

              M17付近

              Laowa105mm F2 "The Bokeh Dreamer

              スカイウォッチャーAZ-GTi赤道儀モード

              EOS6D-GCBF

              ISO3200 露出3分 開放絞り

              恒星時追尾(ノーガイド)

               

              薄明が始まり、撤収しているときに北側に桜が咲いていることに気が付きました。ついいつものルーチンで備忘録用のタイムラプスカメラを南に向けて撮影していましたが、この日は北側に向けるべきでした。今年は新月期に満開です。少々葉桜にはなっていますが、まだしっかりと桜が咲いていて、北天の日周運動と桜を一緒に撮る大チャンスでした。

              「空ばかり見ていないで足元見なさい!」とよく言われた親の言葉思い出した夜でした。

               

               

               

               

              2019.04.07 Sunday

              4月4日 三重県へ遠征しました。

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                4月4日、お客様からお誘いをいただきましたので、三重県民の森へ遠征しました。

                遠征といっても新名神菰野インターの開通で、店舗から45分ぐらいの近さです。急遽お誘いをいただいたのと、予報では0時ごろから曇る予想でしたので、県民の森へ行きました。

                 

                 

                到着時はほとんど雲がありませんでしたが、だんだんと雲が増え、雲の間を縫って機材チェックをしていました。

                撮影機材は光害の多い場所ですので、サイトロンのQuadBandフィルターを望遠鏡に取り付け、露出をスタートさせて放置しておきました。薄雲ぐらいなら写らないナローバンドっぽい性格もあるフィルターなので、こういう時には助かります。雲の影響の少ないコマを合成しました。

                 

                M97 フクロウ星雲

                 

                ビクセン VC200L(SDレデューサー使用)

                スカイウォッチャーEQ6R赤道儀
                ZWO ASI1600MC-COOL
                ゲイン400 露出640秒x7枚加算平均合成

                サイトロンQuadBandフィルター使用
                PHDガイディングでオートガイド

                 

                お客様も春銀河の撮影を楽しんでいらっしゃいましたが、午前2時ごろから雲が多くなり、GPVもその後は曇り予報でしたので機材を撤収しました。ところが、機材を片付け終わったとたん快晴になり、夏の星座がきれいに広がってきました。再度機材を展開しても薄明まで1時間もないため、桜が満開なのを思い出して広場に移動して桜と星座を楽しみました。

                 

                 

                2019.04.07 Sunday

                4月2日 志摩へ遠征しました。

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                  4月2日、お客様からお誘いをいただきましたので、三重県志摩地方へ遠征しました。
                  三重県よりも愛知県や長野県の方がよく晴れそうでしたが、桜が咲いているにもかかわらず山里の予想気温は-3℃。そこからさらに700mぐらい標高の高い観測地は-6℃〜-7℃ぐらいになりそうで、前日も路面がガリガリに凍結していたとの情報もありましたので、ちょっと曇る予報もありましたがノーマルタイヤで行ける三重県へ遠征しました。
                  到着すると、とてもいい天気で快晴の星空が広がっていました。前週はちょっと春霞がある感じでしたが、前日、当日の雨風と寒の戻りですっきりとした星空を堪能できました。

                   

                   

                  空はすっかり春の星空。このところずっと製品チェックを兼ねた遠征ばかりしていましたので、今回は前半は久しぶりに撮影や観望を楽しみました。

                  と言いつつも、今回初めてVC200LとSDレデューサーの組み合わせで撮影してみました。VC200Lは以前より専用のVCレデューサーが発売されていてSDレデューサーよりもF値が明るくなります。49-48のステップダウンリングを使うと48mmフィルターが使用できるので不自由はありませんでしたが、SDレデューサーでは焦点距離が1386mmとVCレデューサーより長くなり、対象が小さくなり過ぎず長焦点を活かせます。個人的な感覚ですが、描写もVCレデューサーより良いようです。

                   

                  M51子持ち銀河

                  ビクセン VC200L(SDレデューサー使用)

                  スカイウォッチャーEQ6R赤道儀
                  ZWO ASI1600MC-COOL
                  ゲイン300 露出10分x8枚加算平均合成
                  PHDガイディングでオートガイド

                   

                  午前2時を過ぎると東の空はすっかり夏の星空です。北天は曇ってしまいましたが、東の空に天の川が昇ってきましたので、未明にべた曇りになるまで夏の星座や星雲を楽しみました。

                   

                  さそり座頭部(クリックで大きい画像が開きます)

                  サムヤン 85mm F1.4AS IF UMC

                  CANON EOS6D-GCBF

                  ISO 3200 F2.8 露出150秒x12枚 加算平均合成

                  SXP赤道儀で恒星時追尾

                   

                  M8干潟星雲付近(クリックで大きい画像が開きます)

                   

                  VIXEN FL55SS-SXP

                  CANON EOS6D-GCBF

                  ISO 3200 露出6分x8枚 加算平均合成

                  SXP赤道儀で恒星時追尾(ノーガイド)

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                  2019.04.01 Monday

                  ケンコースターリーナイト光害カットフィルター

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                    去年の10月にケンコートキナ―社の部長様がご来店され、唐突に「これ使ってみて」と光害カットフィルターを渡されました。

                    特に何の情報もいただくことなく渡されましたので、きっと「そういうことなんだ」と先入観を捨てて使用してみました。

                    この時のことは過去のブログにも少し記載しております。

                     

                     

                    その時にケンコートキナ―社へ送信したコメントは「とっても町明かりがよく抑えられ、赤い星雲がコントラストよく写ります。ワイドレンズですが色転びもなくとても良好です。」でした。

                    その光害カットフィルターが今月4月19日に発売されます。

                     

                    CP+ではすでにお披露目されており、その時にようやく詳細を教えていただけました。

                    このフィルターは今までのようにガラスにコーティングを施して効果を出すのと違って、ガラス素材そのものが効果を発揮するように作られています。

                    そのため、今までは斜めに入ってくる光に対して効果が薄れる(色転び)現象があり、「広角レンズでは光害カットフィルターは使えない」が常識となっていましたが、この新しいフィルターは斜めに入る光にも効果が薄れず、広角レンズで使える光害カットフィルターとなりました。(コメントに間違いがなくてよかった)

                     

                    EOS KISS X7i-CGL(IDAS HEUIBフィルター使用)

                    トキナーAT-X 116 PRO DX II

                    ISO3200 露出25秒

                     

                    当時のマイナスコメントとしては「シリウスのような明るい星が若干伸びる、UVIRカットフィルターを使用しないと微光星が赤くなってしまう」というものでした。LPR TYPE1光害カットフィルターに近いのかと思いましたが、こちらもスペクトル特性を見て納得しました。当店の改造機であればフィルター換装改造の方を使用してもらえれば問題ありません。

                    星の伸びはどれぐらい改善されているのかは楽しみなところです。

                     

                    また、このフィルターは常用しても問題ありません。夜景はもちろん光害カット効果を発揮してくれますし、昼間の通常の撮影には全く影響しません。ソフトフィルターとの併用もすすめられていますので、光害を抑えつつ、ソフトフィルターで星座をはっきり写し撮ることが可能です。発売が楽しみなフィルターです。

                     

                    販売サイトはこちら

                    http://www.tele-scorpio.jp/shopdetail/000000002584/

                     

                    2019.03.22 Friday

                    ニコン10儷折赤道儀中古品が入荷しました。

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                      1980年台初頭の商品ですが未だにマニアに人気の高いニコン10僖▲櫂ロマート屈折望遠鏡のセットが入荷しました。

                      2枚玉分離式EDレンズを採用したF12の長焦点望遠鏡でとてもコントラストがよく、シャープな星像で見えます。

                      ピラー式の架台は脚とピラー、赤道儀が簡単に着脱できて、見た目よりも重くありません。バランスウエイトはねじ込み式なので、取り付けがちょっと面倒でここは設置に重さを感じますが、観望なら1個の装着でもバランスが取れます。

                       

                       

                      商品チェックを兼ねて明け方には南中を迎える木星や土星を覗いてみました。

                      月を見るととてもシャープでクレーターがよく見えます。木星もかなりコントラストがよく縞模様がとても濃く見え、白い帯はとても白く見えます。240倍で見ていましたが衛星も明るくシャープに見えてとてもきれいでした。240倍まで上げれば十分だろうと思っていましたが、全く破綻を感じず、もっと倍率を上げてもいいような感じでしたので、ハイレゾリューションアイピースを持ってくればよかったと少し後悔しました。

                       

                      *明るい光は月です。

                       

                      土星も南東の空に昇ってきていましたので見てみました。まだ低空なのと、あいにく気流が悪いようでリングがふにゃふにゃとしていましたが、カッシーニの隙間や本体の模様も見えます。気流のいいときに倍率をかけて見たら、さぞきれいなんだろうと思います。

                      この望遠鏡には駆動装置(2軸モーター)が付属しています。古いものなのでとにかく慎重に取り扱いましたが、多少ずれるもののしっかりと追尾してくれました。いつかは聞いていませんが、割と最近ヨシカワ光器様で鏡筒も赤道儀もメンテナンスしているようです。

                      極軸調整用のギアもきちんと動作します。フレキシブルハンドルと直棒タイプのハンドルが付属していますが、フレキシブルハンドルではねじれて極軸調整ができないほどしっかりしています。高度と水平の両方とも直棒ハンドルで行いました。さすがに極軸のスケールは古くなってしまっているので、おおよそです。昔のスケールで懐かしいです。

                       

                       

                      この望遠鏡、接眼部は2インチ使用に変更されていて、オリジナルの接眼パーツもありますが、欠品しているパーツが多くオリジナルの状態では使用できません。赤道儀や鏡筒、ピラーは年代からするととてもきれいで、太陽投影板もきれいな状態で付属していますので、所有の喜びにも実用にもおすすめです。アイピースは付属していません。自作の鏡筒用バランスバンドもありますが、軽いのでそれほど効果はないと思います。タカハシ規格にするためのアダプターも付いていますので、チェックはしていませんがアリガタ化も可能なようです。

                       

                       

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